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2020年3月24日
ANA国際線ファーストクラスでソニーのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM3」が採用|SONY
SONY|ソニー
気圧などの環境変化や装着状態に合わせて
ノイズキャンセリング機能を最適化
ソニーのヘッドホン「WH-1000XM3」が、ANA国際線ファーストクラスで採用されている。周りの雑音を取り除くだけでなく、パーソナライズされたノイズキャンセリング機能で快適な空の旅が楽しめるアイテムだ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
高い評価を受けて国際線ファーストクラスで配備
この度、ANAの国際線ファーストクラスで採用されるはこびとなったのは、ソニー「WH-1000XM3」だ。本製品は2019年5月に日本=ホノルル線に配備され、高い評価を得たことから採用が決定した。
前機種に比べて約4倍の処理能力を実現した、新開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」を搭載し、ノイズキャンセリング性能が大きく向上。
飛行機のエンジン音などの、低域のノイズはもちろん、人の声や雑踏の音など、中高域のノイズも従来以上に低減でき、業界最高クラスの性能を謳う。
またユーザーの装着状態や環境に合わせて最適化する「NC オプティマイザー」が備わる。
これはヘッドホン装着後にNCボタンを長押しすると試験信号音を再生し、装着時の個人差(髪型、メガネの有無、装着ズレ)などを数秒で検出する。ユーザーひとりひとりに合わせてノイズキャンセリング特性を最適化する機能だ。
加えてヘッドホンに搭載されている気圧センサーにより、搭乗中の気圧の変化に対してもノイズキャンセリング機能が最適化される。使用環境に左右されずに、理想的なノイズキャンセリング効果が実感できる。
そして長時間のリスニングでも快適な装着性を実現するため、本体構造を刷新し、前機種に比べて20グラムの軽量化が図られた。
イヤーパッドの内部素材には、新たに低反撥のウレタンを採用。イヤーパッドの柔軟性が高まり、側頭部と接する面積が2割増え、圧力が分散される設計になっている。
さらにヘッドバンドも頭部にフィットしやすい形に改良され、スリムなシルエットが印象的なデザインになった。
ノイズキャンセリングが機能している場合でも右側のハウジングに搭載されたタッチセンサーコントロールパネルの全面を手で触れている間、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞きやすくする。緊急のアナウンス時など周りの状況を把握したいときや、とっさに会話をするときに便利だ。
採用にあたり ANA の功刀 秀記取締役は「当社では、日本のエアラインだからこそ体験できるブランドコンセプト“Inspiration of JAPAN”のもと、日本発の技術や細やかな心遣いにこだわり、一貫して高品質のサービスを提供してまいりました。ファーストクラスにおいて、ノイズキャンセリングヘッドホン自体はこれまでも導入していましたが、今回、採用させて頂いた製品は気圧や個人の頭の形に合わせてノイズキャンセリング機能がパーソナライズされるなど、当社のブランドコンセプトに合うと考えました。特にプライベート空間が確保された居住性の高いファーストクラスでは、お客様は横になられたり、映画や音楽を楽しまれたり、思い思いのスタイルで過ごされます。お客様の過ごし方に応じて変化するヘッドホンの機能によって、さらに快適な空の旅になると思います。パーソナライズは当社のおもてなしの精神にもつながりますし、今後も手を取り合って、日本のおもてなしを世界に発信していきたいと思います。」とコメントした。
※新型コロナウイルスの影響で、該当便の運航計画に変更が生じております。
詳しくはANAホームページをご確認ください。
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