Panasonic|太陽光発電の“進化版”誕生!
Panasonic|パナソニック効率よく蓄えて、かしこく使う時代へ
太陽光発電の“進化版”誕生!
東日本大震災以降、“もしも”のときに備えた自家発電用装置として、ソーラーパネルに注目が集まっている。パナソニック エコソリューションズ社は3月21日(水)、ソーラーパネルで発電した電力を効率よく蓄えて、かしこく使うことを可能にするあたらしい太陽光発電システム「住宅用 創蓄連携システム」の受注を開始する。
Text by TANAKA Junko (OPENERS)Photographs by Panasonic Corporation Eco Solutions company
太陽の光を24時間、最大限に活用
ソーラーパネルの魅力はなんといっても、発電時に二酸化炭素を排出しない環境に優しい発電装置であるということ。それに太陽の光が降り注ぐかぎり、その供給源の途絶える心配がないことだ。しかしこのソーラーパネル、停電時や災害時に“万能の救世主”となるか……というと、残念ながら単体ではその役割を期待することはできない。仮にソーラーパネル単体の場合、太陽が沈んだ後の夜間は発電することができないうえ、日中でも天候によって供給が不安定になる場合がある。あくまでも電力をつくることに長けた装置であり、つくった電力を貯めておくことはできないのだ。
ソーラーパネルは、リチウムイオン電池などのいわゆる二次電池を内蔵し、電力を蓄えることのできる蓄電器と組み合わせることで本来の力を発揮する。これは蓄電器の場合も同様で、単体では電力をつくることができないため、停電時に蓄えておいた電力を使い切ると再充電することはできなくなってしまう。今回、パナソニック エコソリューションズ社は小型ながら4.65kWhと高容量な蓄電器「リチウムイオン蓄電池ユニット」の開発に成功。この蓄電器とソーラーパネルを組み合わせれば、日中は太陽光で発電した電力を使い、余剰電力は効率よく蓄電器に蓄えることができるため、たとえ数日間にわたって停電が起こった場合も安定して電力を供給することができる。
さらに、効率よくつくって蓄えた電力を最大限に活かすには、ソーラーパネルと蓄電器の間に入ってバランスよく電力を調整する役割を担う装置も必要になってくる。そこで力を発揮するのがパワーコンディショナーことパワコンだ。今回、パナソニック エコソリューションズ社があらたに開発したのは、ソーラーパネル用パワコンと蓄電器用パワコンを一体化させた「パワーステーション」。この装置によって、ソーラーパネルと蓄電器間の連携が可能になり、停電時や災害時はもちろん、天候や節電などの状況に応じて、平常時にも必要な時に必要な量の電力を供給することができる。
さらに、この連携によって「経済優先モード」「環境優先モード」「蓄電優先モード」という3つの設定から、ライフスタイルや好みに合わせて選択できるといううれしい機能も加わった。非常用としてだけでなく、日常使いもできるあたらしい太陽光発電システム。その先には、快適さと環境への優しさが同居したあたらしい生活が待っていることだろう。
リチウムイオン蓄電池ユニット
蓄電容量|4.65kWh
充電時間|約4時間(満充電)
設置場所|屋内
使用温度範囲|0℃~40℃
サイズ|W450 x H600 x D156mm
質量|60kg
メーカー希望小売価格|121万8000円(税込・工事費別)
パワーステーション
定格出力容量|5.5kW
自立運転時出力容量|AC100V 2kVA
定格入力電圧|系統電源AC単相200V 太陽電池DC250V
系統売電・充電|可能
設置場所|屋側
自立への切替時間|手動切替後約10秒
使用温度範囲|-20℃~40℃
サイズ|W630 x H1500 x D250mm
質量|65kg
メーカー希望小売価格|67万2000円(税込・工事費別)
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