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2019年10月11日
ミドシップスポーツに生まれ変わった新生コルベットのコンバーチブルモデルがワールドプレミア| Chevrolet
Chevrolet Corvette Stingray Convertible|シボレー コルベット スティングレイ コンバーチブル
モデル初のハードトップを採用したシボレー コルベット スティングレイ コンバーチブルがデビュー
ゼネラルモーターズ(GM)は、2020年発売予定の新型「シボレー コルベット」のコンバーチブルモデルとなる「コルベット スティングレイ コンバーチブル」を発表。さらにこのモデルをベースにしたレーシングカー「コルベットC8.R」も世界初披露した。
Text by YANAKA Tomomi
クーペと同等の空気抵抗を実現
今年7月にワールドプレミアされた8代目となる新型「コルベット スティングレイ」は、これまでのFRからミッドシップスポーツへと大胆な進化を遂げた。そして今回、コルベットとして初めてハードトップを採用したコンバーチブルモデルが発表された。
実はミッドシップの第8世代のコルベットの開発はコンバーチブルありきで計画されたといい、クーペ同様、センタートンネルを中心に設計。ハードトップを採用することで、従来のソフトトップと比べ、キャビンの静粛性やセキュリティが向上。さらにすっきりとした外観が与えられた。
デザインもクーペと同じく、ジェット戦闘機からインスパイア。2分割式のルーフトップは時速30マイル(約48km/h)までであれば走行中でも作動でき、16秒で格納。これまでの油圧式ではなく、ルーフ駆動部には6つの電気モーターが装備された。
電動開閉式のリアウィンドウは、遮音性を向上させるとともに、キャビン内への風の巻き込みを抑え、風切り音を低減できるよう設計。さらに、ルーフシステムにクーペの「Z51パフォーマンスパッケージ」と同じリアスポイラーを組み合わせたことでクーペとコンバーチブルに空気抵抗の差がなく、同等のパフォーマンスになったという。
パワートレインはクーペと同じく、最高出力369kW(495ps)、最大トルク637Nmを発生する6.2リッターV8エンジンを搭載。シボレー初の8段デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた。
また同時に発表された「コルベットC8.R」は2020年1月に米国・デイトナで開催されるロレックス・デイトナ24時間レースで実践デビューが予定されている。
コルベット スティングレイ コンバーチブルの米国での価格は、コルベット スティングレイ クーペのエントリーモデル「1LT」が6万ドル以下とアナウンスされており、それよりも約7,500ドル高となる予定。日本での価格や導入時期などは未定である。
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