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2019年11月8日
現代社会の大人に向けた新たな選択肢──BMW2シリーズに4ドアの「グラン クーペ」登場|BMW
BMW 218i Gran Coupe|BMW218iグラン クーペ
BMW M235i xDrive Gran Coupe|BMW M235i エックスドライブ グラン クーペ
BMW2シリーズに4ドアの「グラン クーペ」登場
ビー・エム・ダブリューは、高級コンパクトセグメントでBMW初となる4ドアクーペの「2シリーズ グラン クーペ」を新たにラインナップし、受注を開始した。納車は2020年4月以降を予定している。
Text by HARA Akira
スポーティなデザインと利便性を両立
BMWの4ドアクーペは、2012年の6シリーズ グラン クーペを皮切りに、4シリーズ、8シリーズと各セグメントに拡大。そのデザイン、走行性能、4ドアの利便性という組み合わせが高い評価を得てきた。今回2シリーズ グラン クーペがデビューしたことで、全てのセグメントにおいて4ドアクーペのラインナップが完成したことになる。
2シリーズ グラン クーペは「スタイルにこだわりながらも、都会にフィットするサイズであり、さらに利便性が高い4ドアで、かつ、洗練されている」というような、何にも妥協しない現代社会の大人に向けた新たな選択肢として導入されるという。
ボディサイズは、全長4,526×全幅1,800×全高1,420mmという機械式駐車場に入るコンパクトなもので、今年8月にデビューした「1シリーズ」同様の前輪駆動プラットフォームをベースとしたものだ。
エクステリアは、フロントに幅広デザインのキドニーグリルを採用し、縦に格子状に配置されたキドニーバーはシルバーに黒のアクセントラインが細長く刻まれた新意匠のものとなっている。リアはBMWの最新コンセプトを採用したL字型テールライト、サイドはクーペらしく陰影を際立たせたプレスラインが特徴だ。
インテリアは、6色に変更可能なライトが装備されたインテリアトリム、オプションの10.25インチ フルデジタルメーターパネル、10.25インチ コントロールディスプレイをラインナップし、都会的な空間を演出。4ドア化とFFにより、ボディサイズの近い2シリーズクーペより33mm広い後席足元空間を確保するとともに、ラゲッジルームも40リッター広い最大430リッターを確保した。
運転支援面では、レーンチェンジ ウォーニング後部衝突警告機能、クロストラフィック ウォーニング(リア)、アクティブPDC、スピードリミット情報表示機能などを備えたドライビングアシストのほか、直近50メートルの軌跡をバックで戻ることができる「リバースアシスト」を備えたパーキングアシストを全車標準装備する。
オプションのナビゲーションパッケージを選べば、会話で車両操作や情報アクセスができるBMWインテリジェント パーソナルアシスタントが装備されることになる。
足回りでは、前輪駆動車特有の、コーナリング時に車両が外側に膨らんでしまうアンダーステアを抑制するARB(タイヤスリップ コントロール)を搭載。ドライバーが意図する走りを忠実に実現することができる。
パワートレーンは2つ。「218iグラン クーペ」が搭載するのは1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンで、最高出力140ps(103kW)/4,600〜6,500rpm、最大トルク220Nm/1,480〜4,200rpmを発生。
高性能版の「M235i x Driveグラン クーペ」が搭載するのは2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジンで、最高出力306ps(225kW)/5,000〜6,250rpm、最大トルク450Nm/1,750〜4,500rpmを発生する。
M235iについては、足回りにBMWのインテリジェント4輪駆動システム「xDrive」を採用しており、新開発の機械式トルセン リミテッドスリップディファレンシャルを標準装備することで、よりスポーティで俊敏な走りを実現したと謳われる。
デザイン面でも、メッシュのキドニーグリルや専用台形デュアルエキゾーストテールパイプなどでアグレッシブな外観を創出。さらにBMWインテリジェント パーソナルアシスタントを標準装備し、高い機能性を備えた。
価格は218iグラン クーペが369万円〜448万円、M235i x Driveグラン クーペが665万円。
問い合わせ先
BMW カスタマー・インタラクション・センター
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