メルセデスの最上級SUV「GLS」がフルモデルチェンジ| Mercedes Benz
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2020年3月25日

メルセデスの最上級SUV「GLS」がフルモデルチェンジ| Mercedes Benz

Mercedes Benz GLS|メルセデス・ベンツ GLS

メルセデスの最上級SUV「GLS」がフルモデルチェンジ

メルセデス・ベンツ日本は、フルモデルチェンジを受けて3世代目へと進化した「GLS」を発表。販売を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

大人7人がゆったりと乗車でき、より広くなった室内

「GL」時代を含め、3世代目となったGLS。メルセデスのSUVを表す「GL」に車格を表す「S」がつくその名の通り、大人7人がゆったりと乗車できるボディサイズを誇る、メルセデス・ベンツの最上級SUVだ。今回のフルモデルチェンジでも、同社のフラッグシップSUVらしく最新機能が数多く盛り込まれた。
新型のラインアップは、最高出力243kW(330ps)、最大トルク700Nmを発生する3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボの「GLS 400d 4MATIC」と、最高出力360kW(489ps)、最大トルク700Nmの4.0リッターV型8気筒ガソリンツインターボを搭載する「GLS 580 4MATIC」の2モデルを展開。
トランスミッションはいずれも9段AT「9G-TRONIC」で、四輪駆動システム「4MATIC」が組み合わされる。
またガソリンエンジンモデルでは、新技術も搭載。エンジンとトランスミッションの間に配置された最高出力16kW(22ps)、最大トルク250Nmを発生させる電気モーターと48V電気システムがハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWh容量のリチウムイオンバッテリーに充電。エンジンが低回転時にはその電力を利用して動力を補助することで効率性を高め、力強い加速に寄与するという。
サスペンションは、センサーシステムとアルゴリズムを用いて、減衰特性を路面の状況や走行条件で適応させる高性能型のAIRMATICを標準装備。コンポーネントもすべて先代より改良され、サスペンションマウントも乗り心地を高めるべく最適化された。さらに、乗員や積み込んだ荷物の重量にかかわらず、常に一定の車高レベルを維持する。
ガソリンモデルの「GLS 580 4MATIC」には「Eアクティブ ボディ コントロール」も日本初搭載され、凹凸の激しい路面を走行する際にはエネルギーの回収も可能になるという。
エクステリアに目を向けると、フロントセクションは地面と垂直になる8角形の大型ラジエーターグリルと、その中に配置される2本のルーバー、そしてクローム仕上げのアンダーガードなどがSUVとしての存在感やパワーを演出。エアロダイナミクスの改善にも貢献しており、Cd値は0.32を記録する。
室内は、ダッシュボードに「12.3インチワイドディスプレイ」と「12.3インチコックピットディスプレイ」を装備。1枚のガラスカバーで融合することでドアパネルまで流れるような先進的なデザインへと仕上げられ、インテリアトリムも同じく水平ラインがアクセントとして与えられた。
フルモデルチェンジしたことで居住性と積載性も改善。室内空間が広くなったほか、2列目シートには電動シートバックによる前後スライド機能を採用。最も後方にスライドさせることでレッグルームが87mm拡大するほか、乗降性も向上させている。
安全システムも標準装備され、アクティブブレーキアシストや緊急回避補助システムなどを盛り込んだ「レーダーセーフティーパッケージ」が盛り込まれた。
価格は3.0リッター直6ディーゼルターボの「GLS 400 d 4MATIC」が1,263万円で、4.0リッターV8ツインターボの「GLS 580 4MATIC」は1,669万円。「GLS 580 4MATIC」はデリバリーが6月以降となる予定だ。
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