CAR /
NEWS
2021年7月30日
フルモデルチェンジを受けた新型スバルBRZ発表|SUBARU
SUBARU BRZ|スバル BRZ
フルモデルチェンジを受けた新型スバルBRZ発表
スバルは7月29日、フルモデルチェンジした新型「BRZ」を発表。エンジンが大型化し、ATモデルには安全運転システム「アイサイト」が採用された。
Text by YANAKA Tomomi
フラット4は2リッターから2.4リッターに
水平対向エンジンをフロントに搭載し、後輪を駆動するFRピュアスポーツカーとして2012年に誕生したBRZが2代目へとフルモデルチェンジした。
今回もスバルとトヨタにより共同開発され、クルマのベースを共有しながらもそれぞれの個性を際立たせる走りの味を持たせることに注力されたという。
フルモデルチェンジにより、初代モデルから排気量を拡大した新型の2.4リッター水平対向4気筒エンジンを採用。吸排気性能の強化とフリクション低減によりトルクが向上。力強い加速を実現しているという。
トランスミッションは6段MTと6段ATを展開。AT搭載車ではスポーツモードの制御が進化し、クルマがスポーツ走行中と判断した際にはドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動的にお行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にしたとスバルでは謳う。
プラットフォームは、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを取り入れ、ボディを再構築することで初代モデルに対し、フロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能も向上させた。
素材は、ルーフやフード、フロントフェンダーに軽量なアルミを用い、エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心を実現し、運動性能をアップにつなげている。
エクステリアは、より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張するとともに、力強さを表現。絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーがスポーツカーらしさを演出する。
インテリアに目を移すと、シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより広い視野を確保。集中して運転を楽しむことのできる室内空間を創出した。シートは、高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが用いられ、疲れにくく運転に集中できる環境をつくりだすとともに、クルマの挙動を正確にドライバーに伝える役割も果たす。
安全装備では、運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールで安全運転をサポートする。
価格は6段MTの「R」が308万円、「S」は326万7000円。6段ATの「R」は324万5000円、「S」は343万2000円となる。
SUBARU BRZ|スバル BRZ(スペックはSモデル)
- ボディサイズ|全長4,265×1,775×1,310mm
- ホイールベース|2,575mm
- トレッド前/後|1,520/1,550mm
- 最低地上高|130mm
- 車両重量|1,270kg
- エンジン|2,387cc 4気筒水平対向
- 最高出力|173kW(235ps)/7,000rpm
- 最大トルク|250Nm(25.5kgm)/3,700rpm
- トランスミッション|6段MT/6段AT
- 駆動方式|後輪駆動
- サスペンション前|ストラット
- サスペンション後|ダブルウィッシュボーン
- ブレーキ|ベンチレーテッドディスク
- タイヤ|215/40R18
- 価格|(MT R)308万円、(MT S)は326万7000円
- (AT R)324万5000円、(AT S)は343万2000円
問い合わせ先
SUBARUコール
Tel.0120-052215
https://www.subaru.jp/