AIエージェントを搭載したEV「LQ」を東京モーターショー2019で公開|Toyota
CAR / NEWS
2019年10月17日

AIエージェントを搭載したEV「LQ」を東京モーターショー2019で公開|Toyota

TOYOA LQ|トヨタ LQ

AIエージェントを搭載したEV「LQ」を東京モーターショー2019で公開

トヨタ自動車は人工知能や自動運転などを搭載した電気自動車(EV)「LQ」を公表。東京モーターショー2019で披露する。

Text by YANAKA Tomomi

一人ひとりのニーズに合わせた移動体験を提供

「LQ」は2017年1月にラスベガスで開かれた電子機器の見本市「CES」に出展したコンセプトカー「アイ」で表現した未来の愛車体験コンセプトを体現したモデル。米国で人工知能や自動運転・ロボティクスなどの研究開発を行うトヨタ リサーチ インスティテュートと共同開発したAIエージェントや自動運転機能が搭載されているのが特徴だ。
新しい時代の愛車(Beloved Car)を提案するきっかけ(Q/Cue)になるよう名づけられたLQ。AIエージェントの「YUI(ユイ)」を搭載し、一人ひとりのニーズに合わせた移動体験を提供することで、新時代の“愛車”になるよう開発されたという。
YUIは乗車している人の表情や動作から眠気などの状態を推定。会話を中心としたコミュニケーションに加え、覚醒、リラックス誘導機能付きシート、音楽、車内イルミネーション、空調、フレグランスなどの各種HMI(Human Machine Interface)を用いて働きかけ、安全で安心、快適な移動に貢献するとトヨタでは謳う。
またシーンや嗜好に応じた音楽の選曲や再生、興味のある話題や施設情報を提供することで、移動自体を楽しむこともサポートする。
LQの自動運転はレベル4相当機能で、無人自動バレーパーキングシステムも搭載。乗降場と駐車スペース間で無人自動運転を行うことで、高齢者や体の不自由な人など配慮が必要な人に加え、駐車が苦手な人の負担も軽減するという。
室内には、これまで車両と乗員が情報をやり取りする接点ではなかった車両のルーフやフロアマットもHMI領域として活用。ルーフやフロアマットの中にイルミネーション機能を搭載することで、自動運転モードと主導運転モードで異なるカラーを点灯させたり、「YUI」が話しかけている乗員のフロアマットを光らせたりすることも可能だ。
また、ヘッドランプに内蔵された100万個の微小なミラーの切り替えにより、複雑な図形や文字を路面に映写することができるDMD(Digital Micromirror Device)式ヘッドライトにより、ドライバーに路面状況を知らせたり、社内外のコミュニケーションができるそう。
さらに、メーターにトヨタ初となる有機ELディスプレイを採用し、ラジエーターファンには大気浄化塗料を塗布。車両走行時に光化学スモッグの原因となる地表付近のオゾンを分解するという。
Spec
TOYOTA LQ|トヨタ LQ
ボディサイズ|全長4,530×全幅1,840×全高1,480mm
ホイールベース|2,700mm
車両重量|1,680kg
パワートレーン|EV
航続距離|300km程度
定員|4人
問い合わせ先

TOYOTAお客様相談センター

Tel.0800-700-7700(9:00-18:00)
https://toyota.jp

                      
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