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2021年1月28日
BMW、バイク初のMモデル「M 1000 RR」を発売|BMW
BMW M 1000 RR|ビー・エム・ダブリュー
BMW、バイク初のMモデル「M 1000 RR」を発売
ビー・エム・ダブリューは、バイク初となるMモデル「M1000 RR」の予約受注を2021年2月1日(月)から開始すると発表した。
Text by YANAKA Tomomi
サーキットで培ったテクノロジーが息づくハイパフォーマンスモデル
現行の「S 1000 RR」をベースに、ハイパフォーマンスモデル「M 1000 RR」がついに発売される。
エンジンは、「S 1000 RR」と同じ4気筒ユニットを搭載し、最高出力は156kW(212ps)、最大トルクは113Nmへと増強。最高回転数も15,100rpmへと上昇したほか、新たにマーレ社製の2リング鍛造ピストン、燃焼室の変更、カムシャフトや軽量エグゾーストシステムをチタン製にするなど、Mモデルとしてふさわしいパフォーマンスへと進化させた。
なかでも、エンジンはサーキットでのドライビングダイナミクスに特に関係のある6,000rpm~15,100rpmの回転域においてパワフルにするよう設計された。
Mウイングレットとハイウインドシールドは、加速時のホイールと路面との接触を可能な限り高くするため「M 1000 RR」用にサーキットとBMWの風洞実験室でのテストを通じて開発。
速度に応じて空力的なダウンフォースを生成しタイヤの接地圧を増大するほか、ダウンフォースの増大によりウィリーの傾斜が低く抑制され、トラクションコントロールの制御が減ることで多くの駆動力が加速に変換し、ラップタイムの短縮につながるとBMWでは謳う。
このMウイングレットによるダウンフォースは、カーブやブレーキング時に効果があり、今までより遅めのブレーキングが可能になるとともに、コーナリングの安定性も向上するという。
このほかにもサーキットでの使用に向けジオメトリーを変更して調整したシャシーデザインや、ホイール荷重配分を最適化したほか、スイングアームピボットは新設計し調整幅を拡大。さらにリアアスクルも新設計し、クイックリリースに対応したリアブレーキピストンの採用により素早いリアホイール交換も可能となった。
ブレーキにもMモデルを採用。スーパーバイク世界選手権でのBMWモトラッドのファクトリーマシンの経験をもとに開発されたものが装備される。
今回の発売に合わせ、BMWモトラッドでは2021年2月1日から4月30日までの期間に「M 1000 RR」の予約注文をした人にMのロゴマークとデザインがあしらわれた「Mバイクフロアマット」をプレゼントする先行予約キャンペーンも実施する。
価格は378万3000円で、Mコンペティションパッケージは428万円。デリバリーは2021年夏が予定されている。
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