トヨタの最高級ミニバン、アルファードとヴェルファイアが8年ぶりフルモデルチェンジ──高級セダンに匹敵する快適性を実現|TOYOTA

中央は発表会でプレゼンテーションを行った取締役・執行役員 デザイン領域領域長 チーフブランディングオフィサーのサイモン・ハンフリーズ氏

CAR / NEWS
2023年6月22日

トヨタの最高級ミニバン、アルファードとヴェルファイアが8年ぶりフルモデルチェンジ──高級セダンに匹敵する快適性を実現|TOYOTA

TOYOTA ALPHARD|トヨタ アルファード

TOYOTA VELFIRE|トヨタ ヴェルファイア

アルファードとヴェルファイアが「快適な移動の幸せ」の提供を目指して進化

トヨタは「アルファード」と「ヴェルファイア」を8年ぶりにフルモデルチェンジ。新型モデルを発売した。

Text by YANAKA Tomomi

ヴェルファイアには専用チューニングを施し、アルファードとの個性の違いを明確化

トヨタの最高級ミニバン、「アルファード」「ヴェルファイア」が4代目へと進化した。
ドライバーも乗員も含め相手を思いやり感謝し合える空間をこのクルマを通じて実現すること「=快適な移動の幸せ」を追求するため、「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマとした新型モデル。
ミニバンから“大空間高級サルーン”へと進化させるべく、TNGAプラットフォームへと刷新するところから始まり、人が不快に感じる振動や騒音を徹底的に低減、さらに燃費や走りといった基本性能を向上させながら、さまざまな改良が施された。
また、今回のフルモデルチェンジでアルファードとヴェルファイアの個性をさらに明確化。ヴェルファイアには“運転する喜び”をより感じられるよう、専用グレード「Z Premier」が新設定された。
「Z Premier」では、黒を基調とした金属加飾でアグレッシブさに上質感をくわえ、“運転する喜び゛が感じられるよう専用サスペンションチューニングやボディ補強を施し、2.4リッターターボエンジンの専用パワートレーンユニットも設定されているのも特徴だ。
ボディサイズは、アルファード、ヴェルファイアいずれも一般的な機械式駐車場の制限サイズ、全長5,000×全幅1,850㎜以下を維持。
デザインでは、「Forceful×IMPACT LUXURY」をキーワードに、闘牛が躍動しているようなモチーフが採用されたという。
フロントには突進するような力強さを生み出すべく、エンブレム部分が最先端になる逆傾斜の形状にし、サイド部分のフロントからリアにかけては地面を蹴り出すような力強さを与える凹凸がデザインされた。
室内では、“おもてなし”をテーマに装備類を開発、採用。なかでも注目すべきは、照明や各スイッチ類、エアコンの吹き出し口はこれまで天井の左右など各所に点在していたものを天井中央に集約する、「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」で、反対側の窓を開閉したり、照明を調節できるなど、後席のどこにいても使いやすい操作性となった。
さらに、小さい子どもや高齢者も快適に乗り降りできるよう、右側のスライドドア部にユニバーサルステップを採用。スライドドアを開けると地上高220㎜の位置にステップが現れる仕組みで、同時にセンターピラーや左右の天井にロングアシストグリップも設置し、快適な乗り降りができる工夫が施されている。
安全装備では、「トヨタセーフティセンス」に加え、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」も搭載。スマートフォンアプリを使い遠隔で駐車・出庫ができる「アドバンスト パーク」や、渋滞時支援の「アドバンスト ドライブ」なども用意した。
このほかにも快適な移動を支えるため、フロントサスペンションをTNGA用のマクファーソンストラット式に刷新したほか、ロードノイズや風切り音についもエンジンフード先端やドアミラーなどの形状が最適化された。
パワートレーンは、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンとモーターの組み合わせで、システム最高出力184kW(250ps)を発生する「シリーズパラレルハイブリッド」とガソリンエンジンの2種類を用意。
ガソリンエンジンでは、アルファードが2.5リッターエンジンなのに対し、ヴェルファイアでは2.4リッターターボエンジンとし、差別化が図られている。
さらに今後は、両モデルともにプラグインハイブリッド(PHEV)モデルも導入の予定だ。
価格はアルファードが540万円~872万円、655万円~892万円となる。
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Tel.0800-700-7700(9:00-18:00)
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