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2020年1月24日
空のモビリティの実現に向けて── “空飛ぶタクシー”を開発するJoby社との協業に合意|Toyota
Toyota|トヨタ
“空飛ぶタクシー”を開発するJoby社との協業に合意
トヨタ自動車は、新たな空のモビリティ事業として、電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・実用化を進めるアメリカ・カリフォルニアのJoby Aviation(Joby)と協業することに合意。トヨタがJobyに3.94億ドルを出資する。
Text by YANAKA Tomomi
設計や素材、電動化の技術開発に携わり、トヨタ生産方式のノウハウも共有
昨今の都市部の渋滞や、環境負荷の低減、また過疎地域の輸送手段の確保など、さまざまな交通課題の解決に向けて実現が期待されており、 “空飛ぶタクシー”ともいわれるeVTOLを用いたモビリティサービス。
トヨタでは、eVTOLの開発・製造の技術は、電動化や新素材、コネクティッドなどの分野において次世代環境車の技術との共通点も多いく、自動車事業との相乗効果を生かした新たなモビリティ事業に発展する可能性があると考えているという。
今回Jobyとの協業するにあたり、トヨタは生産技術の見地から設計、素材、電動化の技術開発にかかわるとともに、トヨタ生産方式(TPS)のノウハウを共有。最終的には品質や信頼性、安全性、そして厳しいコスト基準を満たすeVTOLを量産化させるとしている。
豊田章男トヨタ自動車社長は、「トヨタは自動車事業に加え、今回、Jobyという力強いパートナーとともに、新たに“空”のモビリティ事業にチャレンジします。空のモビリティは、未来のモビリティ社会における人々の移動と生活を大きく変革する可能性を秘めており、空のモビリティの実用化はトヨタ創業以来の夢でもあります」とコメント。
トヨタではJobyに3.94億ドルの出資を行うとともに、友山茂樹副社長がJoby社の取締役に就任するという。
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