キャデラック、ファストバックスタイルの新型ラグジュアリーセダン「CT5」を発売｜Cadillac

CADILLAC CT5｜キャデラックCT5

キャデラック、ファストバックスタイルの新型ラグジュアリーセダン「CT5」を発売

ゼネラルモーターズ・ジャパンは1月15日、最新のラグジュアリーセダン「キャデラック CT5」を1月16日から販売を開始すると発表した。CTSの後継車として2019年4月のニューヨークモーターショーでワールドプレミアされたモデルで、内外装デザインと装備の異なるラグジュアリー系の「キャデラック CT5 プラチナム」と、スポーツ系「キャデラック CT5 スポーツ」の2モデルを設定した。

Text by HARA Akira

メルセデスEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6のセグメントに参入

「キャデラック CT5」は、卓越したデザイン、パフォーマンス、快適性を最新テクノロジーによって融合し、細部に至るまで精緻に設計・開発したキャデラックのブランドレガシーをさらに進化させた唯一無二のモデルとうたわれる。

キャデラック、ファストバックスタイルの新型ラグジュアリーセダン「CT5」を発売｜Cadillac

プラットフォームには、軽量化と剛性の向上を実現した「アルファアーキテクチャー」を採用。ボディサイズは全長4,925×全幅1,895×全高1,445mmで、車重はプラチナムが1,680kg、スポーツが1,760kgとなる。

搭載するパワートレインは新設計の2.0リッター直列4気筒ターボエンジンで、リッター当たり100psを超える最高出力240ps（177kW）/5,000rpm、最大トルク350Nm/1,500-4,000rpmを発生。直噴システム、アクティブ･サーマル･マネジメント、オートスタート/ストップ機能に加え、低回転域でターボラグを抑え、NAエンジンに匹敵するスロットルレスポンスを提供するツインスクロールターボや、低負荷時に2気筒を休止し燃費効率とパフォーマンスを最大化する気筒休止システムを採用し、10段オートマチックトランスミッションを介してプラチナムは後輪を、スポーツは四輪を駆動する。

足回りではより快適な走行を実現するZF MVSパッシブダンパーに加え、スポーツには滑りやすい路面でも安定した走りを実現するインテリジェントAWDを装備。ドライビングシーンに合わせて最適なドライブモード（ツアー、スポーツ、スノー/アイス、Myモード）を標準装備シし、シフトスケジュール、ステアリング&ブレーキフィール、前後トルク配分、排気サウンドのカスタマイズが可能になっている。

キャデラックのコンセプトモデル“エスカーラ”にインスパイアを受けたエクステリアは、エッジの効いたキャデラックのシグネチャースタイルがより彫刻的で流麗に進化。新しいファストバックスタイルは「キャデラック CT5」のパワー、性能を強くアピールし、ロングホイールベースと引き伸ばされたサイドガラスが、低く伸びやかなスタイリングを印象づけている。前後四隅を引き締めるLEDバーティカルライトと存在感のあるメッシュグリルはひと目でキャデラックとわかるスタイリッシュな印象だ。

インテリアは、直感的でシンプルな操作性の各種テクノロジーを装備。前･後席レッグルームの広さは同セグメントのトップクラスで、視認性に優れた高解像度10インチタッチスクリーンやロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせた直感的なインターフェイスはスマートフォンのようにスムーズに操作できる。

ベンチレーション、シートヒーター、マッサージなどの快適装備のほか、音源の制御とアクティブノイズキャンセレーション技術で実現したサウンドシステムを採用。車内の空気をきれいに保つイオン発生除菌機能付エアコンディショナーも搭載した。

安全面では、エマージェンシーブレーキシステム（フロントオートマチックブレーキ／フロント歩行者対応ブレーキ）や、前方車両をモニターし、加速・減速・完全停止までを自動で行うアダプティブクルーズコントロール、さらにサイドブラインドゾーンアラート、リア歩行者検知など20以上の最新安全装備を搭載。

最新のナビゲーションシステム「クラウドストリーミングナビ」は、GMジャパンが株式会社ゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備することで、トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能。最新の地図を常にストリーミングすることで、データ更新の煩わしさから開放されている。

価格は「キャデラック CT5 プラチナム」が560万円、「キャデラック CT5 スポーツ」が620万円。デリバリー開始は2021年3月を予定しているという。

Spec

CADILLAC CT5｜キャデラックCT5