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2020年5月14日
フィリピン・マニラの医療従事者向けオンデマンド型シャトルバス送迎サービスを開始|TOYOTA
Toyota Mobility Foundation|トヨタ・モビリティ基金
フィリピン・マニラの医療従事者向けオンデマンド型シャトルバス送迎サービスを開始
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation)は5月8日、同日からフィリピンのマニラで新型コロナウイルス感染症の治療・診断に携わる医療従事者向けのオンデマンド型シャトルバス送迎サービスを開始すると発表した。
Text by HARA Akira
衛生的なシャトルバス10台をオンデマンドで運行
今回発表されたオンデマンド型シャトルバス送迎サービスの期間は3ヵ月間。同様のサービスは4月中旬からタイのバンコクでも行われており、今回のものはそのシャトルバス運行システムを活用したものだ。
このプロジェクトは、トヨタ・モーター・フィリピン(Toyota Motor Philippines Corp.)と、トヨタ ダイハツ エンジニアリング アンド マニファクチャリング株式会社(Toyota Daihatsu Engineering & Manufacturing Co., Ltd.)の運営支援を受け、フィリピン最大級の国立病院であるフィリピン総合病院(Philippine General Hospital)に勤務する医療従事者を対象としたもので、通勤の負荷軽減と感染予防を目的とし、衛生的なシャトルバス10台をオンデマンドで運行するというもの。
通勤者が携帯電話のアプリで自宅に近い乗降場所と乗車時間を指定すると、シャトルバス内の座席が予約され、バスは複数の利用者からの要望を踏まえた最適なルートを選定して運行される。
車内には空気清浄機が設置され、定期的なシートカバー交換や頻繁な清掃など衛生管理が行われ、車両の客数を制限するなどガイドラインに従って運行されるという。
同基金は2014年8月の設立以来、豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に、タイ、ベトナム、インド、ブラジルでの交通手段の多様化や、日本の中山間地域における移動の不自由を解消するプロジェクトへの助成、障害者向けの補装具開発を支援するアイデアコンテストの実施、水素研究の助成、人工知能による交通流最適化の共同研究など、世界のモビリティ分野における課題に取り組んでいる。
問い合わせ先
TOYOTAお客様相談センター
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