SUBARU LEGACY|5代目も正常進化
CAR / NEWS
2015年3月19日

SUBARU LEGACY|5代目も正常進化

SUBARU LEGACY|5代目も正常進化

スバルは、新型「レガシィセダン」の概要を発表した。

文=ジラフ

ひとまわり大きくなったボディ

デビュー以来5代目となるこの新型モデルは、ボディサイズが全長4735×全幅1820×全高1505mm、ホイールベース2750mmとなり、全長で35mm、全幅は90mm、全高でも80mmとそれぞれ現行モデルよりも一回り大きくなっている。

ちなみに、前後のオーバーハングは45mm短くしながら、ホイールベースを80mm伸ばすことで、リア席の足もとに余裕をもたせるなど、居住性の向上が図られているという。

エクステリアデザインは、基本的に1月にデトロイトで公開された「レガシィコンセプト」を踏襲。大きく膨らんだフェンダーが、スバル独自のシンメトリカルAWDによる力強い走りを予感させてくれる。

今回発表された、北米仕様に搭載されるエンジン&トランスミッションの組み合わせは、まず「2.5i」が2.5リッター水平対向4気筒エンジン(170ps、23.5kgm)に6速MTとリニアトロニック、「2.5GT 」が2.5リッター水平対向4気筒+ターボ(265ps、35.7kgm)に6速MT、そして「3.6R 」が3.6リッター水平対向6気筒エンジン(256ps、34.2kgm)に5速ATというもの。それぞれに、パワー、燃費性能、環境性能を向上させることに成功しているという。

SUBARU LEGACY|スバル レガシィ

SUBARU LEGACY|スバル レガシィ

ニューヨークモーターショーで正式デビュー

2.5iに用意されるリニアトロニック(CVT)は、スバルの次世代自動変速機として注目される。スバルによると、量産されるAWD乗用車用の縦置きチェーン式無段変速機は世界初。このチェーン式無段変速機は、トルクの伝達を大容量化することが可能なだけではなく、フリクションを低減させるメリットがあり、燃費性能を大きく向上させている。

インテリアでは、電動パーキングブレーキの採用に注目だ。これによって、センターコンソール周辺の使い勝手の向上、デザイン性のアップが実現。新デザインのシート、ステアリングホイール、そして昼夜常時発光式のアルミ蒸着リング付き4連タイプのメーターとあいまって、スポーティでありながらスッキリと質感の高いインテリア空間が生み出されている。

また全車にVDC&EBD付きABS、そして運転席と助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグを標準装備することで、安全面でも大きく進化を果たした新型レガシィセダン。

8日開幕の、ニューヨークモーターショーで正式発表され、日本では5月に、ワゴンとともにデビューの予定だ。

           
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