デザインを変えられる2代目コペン誕生|Daihatsu
Daihatsu COPEN Robe|ダイハツ コペン ローブ
デザインを変えられる2代目コペン誕生
ダイハツ工業は、東京モーターショーでコンセプトを公開し注目を集めた、軽オープンスポーツカーの2代目「コペン」を6月19日に発表。同日より発売を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
内部骨格と外板を分離することで、デザインが自由に
軽量のボディを生かした2人乗りオープンスポーツカーとして、ほかの軽自動車とは一線を画してきたダイハツ「コペン」。初代は2002年から2012年まで10年に渡り生産。そして約2年のブランクを経て、ついに2代目が誕生した。
今回発表されたのは、2つのデザインモデル、スポーツカータイプの「Robe(ローブ)」とSUVふうの「X(クロス) モデル」。いずれも昨年11月の東京モーターショーで登場したコンセプトモデルとほぼおなじデザインとなっており、まず先に、躍動感や流麗さを表現した「ローブ」が発売され、アクティブ感をあらわしたという「クロスモデル」は今年秋の発売が予定されている。
最大の特徴といえるのが、内部構造と外装を分離し、購入後でもデザインの変更をできるという仕組みだ。外板を13個の樹脂パーツの集合体と捉えた、内外装着脱構造「ドレス・フォーメーション」をあらたに採用し、自分の好みに合わせたデザインの実現が可能になる。
これにより、ルックスを変更できるのはもちろん、デザインによっては空力特性さえも変えることが可能となる。ひとつのデザイン提案として、丸目のヘッドライトをあしらった、先代コペン似のモデルも披露された。
Daihatsu COPEN Robe|ダイハツ コペン ローブ
デザインを変えられる2代目コペン誕生 (2)
オーナーのためのコミュニケーションスペースも予定
全長3,395×全幅1,475×全高1,280mmのボディに、パワートレーンは0.66リッター 3気筒ターボエンジンを搭載。最高出力47kW(64ps)/6,400rpm、最大トルク92Nm(9.4kgm)/3,200rpmを発揮する。マニュアルモデルとCVTモデルが展開され、CVTモデルにはアイドリングストップ機能も搭載された。
骨格構造には、あたらしい「Dフレーム」を採用。骨格のみでスポーツカーに求められる高い剛性を確保するとともに、サスペンションやパワートレーンの専用チューニングをおこなうことで操縦安定性と乗り心地を向上させたという。
ダイハツでは、走りを楽しむためのコペン認定ショップであり、ドライバーズサロンの役割を果たす「コペンサイト」を全国に展開。さらに、鎌倉にはコペンのオープンカーライフスタイルを楽しむ情報発信基地として、メーカー直営の「ローカルベース」を開設予定だ。ここでは、ユーザーとのコミュニケーションをとおして商品開発へとフィードバックするほか、カフェとしても利用するなど、多彩なイベントなどが企画されるという。
新型コペンを製造する「コペンファクトリー」では、ラインがガラス張りになっており、この夏からはオーナー見学会も予定されている。
ボディカラーはリキッドシルバーメタリックやジョーヌイエローなど8色を展開。価格はマニュアルが181万9,800円、CVTが179万8,200円。
DAIHATSU COPEN Robe│ダイハツ コペン ローブ
ボディサイズ│全長 3,395 × 全幅 1,475 × 全高1,280 mm
ホイールベース│2,230 mm
トレッド前/後│1,310 / 1,295 mm
最低地上高│110 mm
最小回転半径│4.6 m
車両重量│(5MT)850 kg (CVT)870 kg
エンジン│658cc 3気筒DOHC ターボ
最高出力│47 kW(64 ps)/6,400 rpm
最大トルク│92 Nm(9.4 kgm)/3,200 rpm
トランスミッション│5段マニュアル / CVT(7段スーパーアクティブシフト付き)
ブレーキ前/後│ベンチレーテッドディスク / リーディング トレーリング
サスペンション前/後│マクファーソン ストラット / トーションビーム
駆動方式│FF
タイヤ│165/50R16
燃費(JC08モード)│(5MT)22.2km/ℓ (CVT)25.2km/ℓ
価格│(マニュアル)181万9,800円 (CVT)179万8,200円
ダイハツ工業お客様相談室
0800-500-0182