BMW 5シリーズに新世代エンジンを搭載|BMW
BMW 5Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズ
燃費向上を図った新世代エンジンを搭載
BMWは、523iセダンとツーリング、ならびにBMW 535iセダンとツーリングのそれぞれの燃費性能を改善したモデルを、全国の正規ディーラーで販売開始すると発表した。
文=小池りょう子
エフィシエントダイナミクスにもとづくあらゆる技術を採用
すでにエコカー減税対象車の認定を受け、平成27年度燃費基準も前だおしで達成しているBMW 523iセダンおよびツーリング。このたび同モデルに、環境性能が向上した新世代の2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンがあらたに搭載された。
この“新世代”エンジンの具体的なポイントは、ツインスクロール・ターボ・チャージャーや高精度ダイレクト・インジェクション、吸排気のバルブタイミングを最適化するダブルVANOS、そしてインテークバルブのリフト量を無段階制御するバルブトロニックなど、「エフィシエントダイナミクス」の設計思想にもとづく技術が積極的に採用されたことである。
523iセダンの燃費は、従来モデル比26パーセント改善の14.4km/ℓ、523iツーリングは、従来モデル比31パーセント改善の13.6km/ℓという数値を記録。ちなみに、最高出力は135kW(184ps)/5,000-6250rpm、最大トルクは270Nm/1,250-4,500rpmとなり、広い回転域で最大トルクを発生させることが可能になった。
535iセダンは12.8km/ℓを実現
さらに523i、および上位モデルの535iセダン/ツーリングにも、エンジン・オート スタート&ストップ機能とECO PRO(エコ・プロ)モードが追加された。このECO PROモードは、エンジンレスポンスやシフトタイミングを最適化し、エアコンやシートヒーターなどを効率的に制御することで、燃費のよい走行をサポートする。さらには低燃費走行のためのヒントや航続距離などの情報を、コントロールディスプレイやメーターパネル内に表示し、ドライバーが運転を楽しみながら燃費を向上させることができる。これにより、BMW 535iセダンは従来モデル比で21パーセント改善の12.8km/ℓ、BMW 535iツーリングは従来モデル比で17パーセント改善の12.4km/ℓへと燃費性能を向上させた。
これらの環境対応技術の採用により、BMW 5シリーズは「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成。エコカー減税対象モデルに認定され、自動車取得税および重量税は約75パーセント減税、自動車グリーン税制にともない登録翌年度の自動車税が約50パーセント減税となる。
価格は523iセダンが610万円、同ツーリングが640万円。535iセダンが840万円、同ツーリングが870万円で、納車は2011年10月下旬からを予定している。
BMWカスタマー・サポート
0120-55-3578