A6、A7スポーツバックに新開発2リッターTDIディーゼルターボエンジンモデルを追加|Audi
CAR / NEWS
2020年4月7日

A6、A7スポーツバックに新開発2リッターTDIディーゼルターボエンジンモデルを追加|Audi

Audi A7 Sportback|アウディ A7 スポーツバック

新開発2リッターTDIディーゼルターボエンジンモデルを追加

アウディ ジャパンは、「A6」と「A7スポーツバック」に2リッターTDIディーゼルターボエンジンを搭載する「40 TDIクアトロ」を追加。販売を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

12Vマイルドハイブリッドシステムも組み合わせ、トルクと環境性能に寄与

3リッターV6直噴ターボを搭載するグレードから日本導入が開始されたアウディA6とA7スポーツバック。両モデルに新たに新開発の2リッターTFSIディーゼルターボエンジンモデルが追加された。

エンジンは最新の排ガス基準に適合しており、最高出力は150kW(204ps)、最大トルク400Nmを発生。12Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで、加速と環境性能も向上させている。

12Vマイルドハイブリッドシステムは従来の電装系用バッテリーに加え、リチウムイオンバッテリーも搭載。この2つ目のバッテリーの助けにより55-160km/hの範囲でエンジンをオフしたコースティング走行、また22km/h以下でアイドリングストップし、5秒間のエンジンアシスト(最大2kW、60Nm)も行う。

通常のスターターモーターより大型のBAS(ベルト オルタネーター スターター)のため、エンジン停止・再始動はスムーズになり、欧州計測値で3%の省燃費効果もあるそう。
アルミ製シリンダーブロックやピストンなどで軽量化されたTDIエンジンは、2200barの燃料噴射圧を基本にに、従来のピエゾ式と同等のレスポンスを持つ、新開発の8穴ソレノイドインジェクターが正確な噴射コントロールを実現。状況に応じて1行程あたり合計5~8回噴射することで、高い環境性能や低振動、静粛性などにつながるという。


A6とA7スポーツバックの「40 TDIクアトロ」は、この2リッターTFSIディーゼルターボエンジンに7段Sトロニックトランスミッションを介して、AWDクラッチを使用するクアトロシステムで4輪を駆動する。
2リッターTFSIディーゼルターボエンジンを搭載したA6の価格はセダンが745万円、同スポーツが792万円、ステーションワゴンのアバントは781万円、同スポーツが828万円。同じくA7スポーツバックは812万円となる。
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