シボレー コルベット最終モデルをオークションに出品|Chevrolet
Chevrolet Corvette|シボレー コルベット
コルベット最終モデルをチャリティオークションへ
ゼネラルモーターズ(GM)は、今夏最終モデルとなる現行第7世代のシボレー「コルベット」をオークションに出品し、その収益金を退役軍人や救急隊員やその家族を援助するための財団に寄付すると発表した。
Text by YANAKA Tomomi
新型第8世代は7月18日に発表
約7年ぶりにフルモデルチェンジする第8世代のコルベットを7月18日にワールドプレミアすると明らかにしたGM。そして、第7世代の最終モデルとなる2019年製コルベット Z06 ブラックモデルを6月28日にコネチカット州で開催される世界最大級の名車オークション「パレットジャクソン ノースイーストセール」に出品することを発表した。
販売収益はすべて、ステファンシラー トンネルトゥタワーズ財団に寄付。この財団は、アメリカ同時多発テロ事件で多くの人命を救うために亡くなったニューヨーク市の消防士スティーブン・シラーの功績を称え設立。現在も、任務において大きな障害を負った人たちに向けて好立地で最新設備を備えた住宅をローン不要で提供したり、第一線で命を落とした人の遺族のローンを肩代わりするなどの活動を行っている。
GMCでは過去5年にわたりステファンシラー トンネルトゥタワーズ財団への支援を続けており、財団ではすでに1,000万ドル以上の資金を調達。そのうち92万5,000ドルは、シボレーディーラーとナスカーチームオーナーのリック・ヘンドリック氏が2018年のオークションで落札した2019年型「コルベット ZR1」第1号の売り上げにより調達されたものという。
そのほかにも、従業員による募金や、全米各地で行われたラン&ウォーク「5K トゥトンネルタワーズ」、GMCディーラーによる協賛イベントなどにより集められた善意も財団に寄付されているそう。
チャリティオークションで多くの人のために活かされることとなった第7世代の最終モデル。そして新たな第8世代がどのようなモデルに仕上げられるのかにも期待したい。