1967年に初代が登場してから半世紀を迎えたシボレー「カマロ」。本国アメリカでは2015年に発売され、日本では昨年末の発表会でお披露目のみされていた6世代目のカマロが、ついに日本でも発売される。

日本では3モデルが展開される新型カマロ。最高出力202kW（279ps）、最大トルク400Nm（40.8kgm）を発生する新開発の2.0リッター ターボエンジンはクーペモデルの「カマロ LT RS」と、「カマロ コンバーチブル」に搭載。そして、カマロ史上もっともパワフルな6.2リッターV8エンジン（最高出力339kW[461ps]、最大トルク617Nm[62.9kgm]）が与えられる「カマロ SS」もラインナップされる。いずれのモデルも、8段ATを介して後輪駆動する。

新型ではマグネティックライドコントロールとドライバーモード セレクターを初めて採用。走行安定性とダイナミックな走りに寄与するという。

さらに、新型カマロでは軽量化にも注力。新たに開発されたアルミニウム＆コンポジット素材をインストルメントパネルのフレームなど各部に使用。ボディで60kg、そして約2割軽量化されたサスペンションシステムなど、あわせて90kg以上のダイエットに成功した。いっぽうで、フレーム剛性は28パーセント強化されている。

ボディは全長4,780×全幅1,900×全高1,340mmと先代よりも全長60mm、全幅15mm、全高40mm（コンバーチブルは45mm）コンパクトに。ホイールベースも45mm短縮され、ワイド＆ローを強調したスタイリングが演出された。

初代のインストルメントパネルを現代的に再解釈したというインテリアに目を向けると、主要部にタッチパネルコントロールや上質なレザーを採用したシートなどで洗練した雰囲気を創出。インフォテイメントシステムは独自開発された「シボレーマイリンク」を標準装備し、音楽や写真、動画再生などがでいるという。

このほかにもBOSEプレミアム オーディオシステムを備え、Apple Car PlayやAndroid Autoにも対応する。

ボディカラーはレッドホットやブライトイエローなど5色を展開。価格はLT RSが516万2,400円、コンバーチブルが602万6,400円、SSが645万8,400円となる。

Chevrolet Camaro LT RS｜シボレー カマロ LT RS
ボディサイズ｜全長 4,780 × 全幅 1,900 × 全高 1,340 mm
ホイールベース｜2,810 mm
車両重量｜1,570 kg
エンジン｜1,998cc 直列4気筒DOHCターボ
最高出力｜202 kW（279 ps）/5,500 rpm
最大トルク｜400 Nm（40.8 kgm）/3,000-4,500 rpm
トランスミッション｜8段AT
駆動方式｜後輪駆動
タイヤ｜245/40R20 95V
定員｜4人
価格｜516万2,400円

Chevrolet Camaro Convertible｜シボレー カマロ コンバーチブル
ボディサイズ｜全長 4,780 × 全幅 1,900 × 全高 1,350 mm
ホイールベース｜2,810 mm
車両重量｜1,670 kg
エンジン｜1,998cc 直列4気筒DOHCターボ
最高出力｜202 kW（279 ps）/5,500 rpm
最大トルク｜400 Nm（40.8 kgm）/3,000-4,500 rpm
トランスミッション｜8段AT
駆動方式｜後輪駆動
タイヤ｜245/40R20 95V
定員｜4人
価格｜602万6,400円

Chevrolet Camaro SS｜シボレー カマロ SS
ボディサイズ｜全長 4,780 × 全幅 1,900 × 全高 1,340 mm
ホイールベース｜2,810 mm
車両重量｜1,710 kg
エンジン｜6,153cc V型8気筒OHV
最高出力｜339 kW（461 ps）/6,000 rpm
最大トルク｜617 Nm（62.9 kgm）/4,400 rpm
トランスミッション｜8段AT
駆動方式｜後輪駆動
タイヤ前｜245/40ZR20 95Y ／ 275/35ZR20 98Y
定員｜4人
価格｜645万8,400円