インフィニティ JX コンセプト|7週間にわたるティーザーキャンペーン
CAR / NEWS
2015年3月9日

インフィニティ JX コンセプト|7週間にわたるティーザーキャンペーン

Infiniti JX Concept|インフィニティ JX コンセプト

7週間にわたるティーザーキャンペーンを開催

日産自動車が7人乗り高級クロスオーバー「インフィニティ JX コンセプト」を初披露した。ならびに「パワー・オブ・7」というティーザーキャンペーンを実施する。

文=小池りょう子

「JX」は退屈なクロスオーバー界の解毒剤になる

「JX」は来春インフィニティブランドに追加される新型クロスオーバー。7人乗りというコンセプトから、2011年7月7日のちょうど7時7分に、はじめて画像を1枚のみ公開した。2011年8月18日には、米国カリフォルニアで開催される一大イベント「ぺブルビーチ・コンクールデレガンス」でのワールドプレミアを予定している。

Infiniti JX Concept|インフィニティ JX コンセプト 7週間にわたるティーザーキャンペーン|02

Infiniti JX Concept|インフィニティ JX コンセプト 7週間にわたるティーザーキャンペーン|03

そして、7週間にわたってFacebookで実施されるメディアキャンペーン「パワー・オブ・7」では、毎週木曜日に1枚ずつJXにかんする画像を明かしていき、最終的に計7枚が公開される。さらにFacebook上でJXにたいする投稿をしたひとのなかから、抽選でぺブルビーチでの発表イベントに参加できるペア旅行が当たるという特典つきである。

「ファミリー向けの高級車が少なく、クロスオーバー界も退屈なクルマばかりの現在、我われのJXは解毒剤のような存在になるだろう」と、米国インフィニティの副社長、ベン・ポア氏は語る。
インフィニティは2011年11月のロサンゼルスオートショーにて、市販バージョンを正式に発表する。北米での発売は2012年春から。

Official Infiniti Global Facebook Page
http://www.facebook.com/infiniti

BRAND HISTORY
本格的に日産自動車の名前でセドリックを作りだしたのが1960年。母体の創業は1937年。太平洋戦争を経て、英オースチンのノックダウン製造を手がけた歴史をもつ。1966年にはプリンス自動車と合併。1983年から87年にかけて伊アルファロメオとの合弁会社を設立し、イタリアでの生産をおこなった。一時期はトヨタとシェア争いをするまでになったが、90年代に経営危機に陥り、1999年に仏ルノーの資本参加を受け、現在にいたる。

日産の特徴は、日本人の身の丈にあったクルマづくりにあったといえる。自家用車をもつ夢、高性能のクルマを楽しみたいという憧れ、世界で通用する価値をもつ日本車へのプライド、高級車志向……。日本人がモータリゼーションの発達とともに時代ごとにもっていたクルマへの思いをうまく製品化してきたのが日産だ。モータリゼーション黎明期である1966年にはスモールカーのサニーで「マイカー」所持の夢をあたえ、1967年には高性能を前面に押しだしたブルーバード、モータースポーツが若者の関心の的になっていることを背景に1968年にスカイライン、くわえて「米国で認められた」スポーツカーとして1969年にフェアレディ Zを、それぞれ発表。さらにいわゆるバブル経済の時期は、市場の高級車志向を背景に1988年のシーマで大きなヒットをとばした。同時に日本車の高性能化を具現したスカイラインGT-Rを1989年を発表。(スカイライン)GT-R神話を不動のものとし、現在のNISSAN GT-Rにまで受け継がれている。また、あたらしい代表作として4ドアの電気自動車「リーフ」が挙げられる。

           
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