Volkswagen EOS|フォルクスワーゲン イオス フォルクスワーゲンのカブリオレがお披露目
Volkswagen EOS|フォルクスワーゲン イオス
新型クーペカブリオレをお披露目
フォルクスワーゲンは、フェイスリフトしたイオスの新型をロサンゼルスオートショーで公開した。
文=松尾 大
スポーティな意匠と、より合理的な追加機能
フロントグリルやバンパー、テールライトなど、エレガントかつスポーティな意匠によって改良された外観は、変更前のイオスにくらべて、アピアランス的にゴルフに近づいたといえよう。ヘッドライトは、ハロゲン(H7)、もしくはオプションでバイキセノンを選択することができる。このバイキセノンヘッドライトのハウジング内には、14個のLEDランプが取りつけられ、デイタイムライトとして機能する。これは、同グループのアウディ車とおなじものが採用されているものと考えていいだろう。また、追加オプションでライトアシストというメインビームをアシストする機能が選べる。交通状況におうじて自動的に最適な照射をおこなうもので、より安全なドライブに効果的だという。
インテリアは、クールレザーという新素材が特徴的。これは通常のレザーよりも太陽光線をはね返し、シートの温度上昇を抑えるというもので、オープンカーにとって理想的なシート素材だとしている。そのほかDSGのシフトレバー、シフトゲートにあらたなデザインがほどこされたのも特徴のひとつだ。
2011年モデルのあらたな機能としては、第二世代目となるパークアシストやキーレスアクセスロック、イグニッションシステムなどがあげられる。イグニッションはこれまでのキースロットにかわり“Press&Drive”ボタンを押して始動するタイプのものになったほか、リモコンでの始動も可能。また、ルーフの開閉もおなじくリモコンでおこなうことができる。
エンジンについては、北米仕様が147kW(200ps)の2.0リッターTSIのみの展開。欧州仕様では同様の直噴ターボが最高出力155kW(210ps)となり、最大トルク280Nmを1500回転から発生。トップスピードは238km/h、燃費は7.1ℓ/100km(14.1km/ℓ)、CO2排出量が165g/kmを記録。さらにDSG搭載モデルの場合は236km/h、7.5リッター/100km(13.3km/ℓ)、174g/kmとなる。
欧州仕様ではほかに、シングルチャージャーの1.4リッターTSIエンジンが最高出力90kW(122ps)、おなじく1.4リッターTSIでツインチャージャーを採用したエンジンは最高出力118kW(160ps)を発揮する。最高出力103kW(140ps)の2.0リッター直噴ターボディーゼルTDI仕様も設定される。こちらはアイドリングストップや回生エネルギーなどとあわせたブルーモーション仕様を選ぶことができ、4.8ℓ/100km(20.8km/ℓ)、CO2排出量125g/kmという高い環境性能をもつ。
このあたらしいイオス、ヨーロッパでは2011年1月中旬から、アメリカでは、2011年3月末からの販売を予定している。