新意匠をまとったベイビーランボ|Lamborghini
Lamborghini Gallardo LP 560-4|ランボルギーニ ガヤルド LP 560-4
新意匠をまとったベイビーランボ
アウトモビリ・ランボルギーニは、パリモーターショーの開催に先駆けて9月26日に開催された、毎年恒例の「フォルクスワーゲン グループ ナイト」で、新型「ガヤルド LP560-4」を発表した。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
成熟のガヤルド
2003年にデビューを飾った、ベイビーランボの異名を持つランボルギーニのスーパースポーツカー「ガヤルド」。サンタアガタ・ボロネーゼの工場からは現在までに13,000台がデリバリーされ、その異名とは裏腹にいまやランボルギーニの顔として君臨するほど。今回は、ショー開幕直前に“おもわせぶりな”ティザームービーが公開されたことにくわえ、翌2013年はガヤルド誕生10周年と同社創業50周年を迎えるアニバーサリイヤーとなるだけに次期モデルの登場が期待されたが、残念ながらその願いは届かなかったようだ。
だが、いままさに成熟期にあるガヤルドは、今回のマイナーチェンジでその完成度をさらに高めたといえるだろう。新型「ガヤルド LP560-4」は、三角形と台形を組みあせた新意匠を採用し、フロントエンドとリヤの形状をリデザイン。流行のシルバー×マットブラック仕上げの19インチアロイホイールと組み合わされることで、より精悍でアグレッシブにその表情を変えた。
エンジンはこれまでのモデル同様、5.2リッターV型10気筒をミドに搭載。フルタイム4WDシステムが組み合わされ、最高出力は560psを発揮する。エンジンカウルのエアアウトレットも拡張され、放熱性の向上も図られた。また、あらたなオプションとして用意される「スタイルパッケージ」は、フロントリップスポイラーをはじめ、前後のグリルがブラック塗装とされ、ガヤルドLP 560-4により力強い印象を与えてくれる。
「この新モデルの投入により、6つのモデルから構成されるガヤルド・ファミリーはそれぞれ差別化が明確になり、あらゆるタイプのドライバーの要望に応えるラインナップが完成する」とランボルギーニはコメント。ガヤルドの新型モデルは2012年11月から販売が開始される。
なお同社は、今回のモーターショーでこの新型「ガヤルド LP560-4」のほか、「ガヤルド LP570-4 エディツィオーネ テクニカ」もあわせて発表、展示をおこなう。