Mercedes-Benz E63 AMG|AMGの最新モデル、発売開始
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2015年4月14日

Mercedes-Benz E63 AMG|AMGの最新モデル、発売開始

Mercedes-Benz E63 AMG|メルセデス・ベンツ E63 AMG

AMGの最新モデル、発売開始

メルセデス・ベンツ日本は、5月にデビューした新型Eクラスの高性能バージョン「メルセデス・ベンツ E63 AMG」の日本での販売を開始した。

O-100km/h加速は4.5秒

AMGならではの圧倒的なドライビングパフォーマンスと、Eクラスの快適性を高次元で融合させた高性能サルーンとメルセデスが謳う E63 AMG。その最大の特徴は、最高出力524psと最大トルク630Nmを発生するおなじみの6.3リッターV型8気筒ユニット。大パワーを活かして、1920kgの車体をスタートから100km/hまで4.5秒で加速させ、最高速度は250km/h(リミッター作動)を誇っている。

また、従来モデルより出力を10ps高めながらも、エンジン内部の摩擦低減や効率的なトランスミッションなどの採用により、従来モデル比で約9パーセントの燃費低減を実現している。

トランスミッションには、メルセデス十八番の7速AT「Gトロニック」をベースに、従来のトルクコンバーターのかわりに湿式多版クラッチを採用し、優れたスロットルレスポンスとすばやいギアシフトを実現した新機構「AMG スピードシフトMCT(電子制御式7速トランスミッション)を搭載している。

同機構には4つのシフトプログラムモードが備えられており、走るシチュエーションに応じてシフトアップのタイミングやギアシフトに要する時間を変更させることができる。また、「M」モードではマニュアル操作でギアチェンジが可能。さらに、レースのようなすばやい発進をおこなうさい、駆動輪に最適なトラクションを確保するために、最適なエンジン回転数を自動制御し最大限の発進加速を実現する「レーススタート機能」も装備している。

電子デバイスで武装された足まわり

足まわりには、大パワーに対応して専用に開発されたフロントアクスルを採用。また、フロントにコイルスプリング、リアに専用のエアスプリングを採用したAMG独自の電子制御「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」や、走行状態に応じてダンパーの減衰特性を連続的にコントロールする「電子制御式ダンピングシステム」などの電子デバイスを備える。

エクステリアは、E63専用にデザインされた大型フロントスポイラーや左右17mm拡大されたフロントフェンダーなどが特徴。インテリアには、専用デザインのスポーツシートやスポーツステアリングなどが与えられ、スポーティな雰囲気が演出される。

ステアリングは左右いずれも用意され、価格は1495万円となる。ちなみに、同車は7月8日に予約受付を開始して以来、約1カ月半で約100台の予約注文をうけたとのこと。

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Mercedes-Benz E63 AMG
ボディ|全長4895×全幅1870×全高1440mm ホイールベース2875mm
車両重量|1920kg
エンジン|6208cc V型8気筒DOHC
最高出力|386kW[524ps]/6800rpm
最大トルク|630Nm[64.2kgm]/5200rpm
駆動方式|FR
トランスミッション|電子制御7速AT
価格|1495万円

MERCEDES CALL
0120-190-610
www.mercedes-benz.co.jp

BRAND HISTORY
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。

製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。

こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。

           
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