FERRARI California|跳ね馬の新しいGT「フェラーリ・カリフォルニア」発表
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2015年4月27日

FERRARI California|跳ね馬の新しいGT「フェラーリ・カリフォルニア」発表

跳ね馬の新しいGT「フェラーリ・カリフォルニア」発表

イタリアのフェラーリは、ニューモデル「Ferrari California(フェラーリ・カリフォルニア)」を、2008年5月13日に世界に向けて発表した。

フェラーリは現在、V12エンジンとV8エンジンを搭載したモデルをラインナップしているが、今回公表された「フェラーリ・カリフォルニア」はV8ファミリーに属し、V12モデルである2+2クーペ「612 SCAGLIETTI(612スカリエッティ)」の下のポジションに位置する。

折りたたみ式のハードトップを採用したオープンで、シャシーやボディワークに軽量なアルミを用いているのは、「F430/F430 SPIDER(F430/F430スパイダー)」など現行モデルとおなじだ。

パワーユニットのV8エンジンは4.3リッターで、460psものパワーを出力。直噴技術や“フラット”クランクシャフトといった先進技術が盛り込まれた。この強心臓、フェラーリのV8ユニットでははじめてフロントミドに搭載される。ギアボックスは、7段のデュアルクラッチ・トランスミッションが組み合わされる。

パフォーマンスは、0-100km/h加速が4秒以下と韋駄天の速さ。スポーツカーにも環境性能が求められるこのご時勢、二酸化炭素排出量は310g/kmという値を示す。

「F1-Trac」と呼ばれるトラクションコントロールや、カーボンセラミックディスクをもつブレンボ製ブレーキなど、高級GTらしく、走行性能、快適性能を支えるエクイップメントを備える。

このモデルを幸運にも手に入れたオーナーは、フェラーリ工場の職人たちがしあげた高品質のインテリアにかこまれ、悦にひたるに違いない。
フェラーリ・カリフォルニア、今秋のパリ・オートショーで正式発表される。

BRAND HISTORY
“カヴァリーノ・ランパンテ”、日本では“跳ね馬”と称されるエンブレムに胸躍らせるファンは少なくない。サーキットではその激しい走りに観衆は熱狂し、ストリートでは端麗なシルエットと甲高いサウンドで人々を魅了するクルマ、それがFERRARI(フェラーリ)だ。F1、市販車のいずれにおいても、スピードを極めるこのブランドは、創業者であるエンツォ・フェラーリの情熱がいまなお強く息づいている。

1898年にイタリアのモデナで生まれたエンツォは、10歳のときボローニャで見たレースに感激し、いつしか自分もレーシングドライバーになろうと思うようになる。一途な思いは着々と実現へ向かい、1920年、エンツォはついにアルファ・ロメオのテストドライバーとなった。そして、同じ年のタルガ・フローリオではアルファのドライバーとして参戦、見事2位の記録を残している。

しかし、やがてエンツォの興味はレーシング・チームを運営することへと移り、1929年にスクーデリア・フェラーリを立ち上げて、アルファのレース活動を引き受けることに。その手腕を発揮するにもかかわらず、1939年にはアルファとの関係は解消され、第二次大戦後の1947年、自前のV12エンジンを積む「フェラーリ125」を引っさげてレース活動を再開。ここからスポーツカーブランドとしてのフェラーリが歩みはじめた。

その後、フェラーリはフィアット傘下に入り、現在はフィアットグループの会長を兼任する社長のルカ・モンテゼーモロのもとで、ブランドの魅力を高め続けている。ラインアップは、V12エンジンを積む「599」と「612スカリエッティ」、V8のミドシップスポーツ「F430」「F430スパイダー」、そして、スポーティさを極めた「430スクーデリア」の5モデルである。

           
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