Toyota Avensis|トヨタ アベンシス : A European Life Style CHAPTER 2
Car
2015年3月6日

Toyota Avensis|トヨタ アベンシス : A European Life Style CHAPTER 2

Toyota Avensis

CHAPTER 2

日常を彩る、デザインと実用性

デザインとユーティリティの高い次元での融合もアベンシスの大きな魅力だ。ただ、デザイン性に走るだけでなく、高い実用性もあわせ持たなければ欧州では認められない。そんな欧州の人々がアベンシスを認めた理由を検証する。

文=松尾 大写真=五十嵐隆裕

日本の道にジャストサイズのステーションワゴン

近年、日本の道路では多くのミニバンを見かける。圧倒的な室内空間があり、人員や荷物を積載する車両として、非常に優れているということについては疑いの余地はない。そのためもあってか、いわゆるミドルクラスのステーションワゴンというボディ形式が日本の市場からあまり見かけなくなってしまった。

クルマは乗るひとを写す鏡だと言われることがある。そう考えると、美意識が高く、パーソナルなライフスタイルを大切にする人びとにとって、デザイン性が高く、パーソナル性と実用性をあわせもつステーションワゴンは、まさにぴったりのクルマだろう。

アベンシスを見てまず特徴的なのは、そのフォルムだ。とくにリアサイドからの流れるようなラインはデザインコンシャスな欧州車と十分に張り合えるものだ。大きく寝かされたAピラーから後端に向かってなだらかに下がっていくルーフライン、逆に後端に向かってゆるやかに上がっていくフェンダーライン。キャビンを包むこむような室内。まさにスタイリッシュなワゴンの定石どおりのデザインだ。また、彫りの深いフロントマスクも存在感がある。ボディサイズは、4,765mmの全長と1,810mmの全幅。全高も1,480mmほどなので、ほとんどの駐車場で駐車が可能で日本の道にはちょうどいいサイズだ。

使い手のニーズに応えるラッゲッジルーム

しかし、デザイン性だけがアベンシスの魅力ではない。しっかりとした張りがあり、欧州ならではのロングドライブ時の疲れを最小限にとどめてくれるシート、オレンジの指針がスポーティな印象のオプティトロンメーターを装備したインストゥルメントパネル。さらにチタン調加飾パネルや本革巻きステアリングが高級感を演出する。

ラゲッジスペースは、通常時でも幅が最大1,550mm(最小部分980mm)、長さ1,110mm(リアシートフラット状態では1,920mm)、高さ765mmという余裕のある広さ。リアシートは6:4分割可倒式で、かなりの積載量がある。

欧州ではセダンボディも存在するが、今回日本に導入されるのはワゴンのみ。かの地では販売の約6割をワゴンが占めるという。

さらに、荷物の固定に便利なラゲッジフックや長尺物の収納に便利なラゲッジスルー機構、荷物の出し入れがしやすく自立可能なリヤデッキボード、小さめのバッグなどが収納しやすいラゲッジルームデッキサイドボードを装備するなど、トヨタ車らしく使い手のことをよく考えて荷室空間を作っていることがわかる。

また、大きめのドアポケットやシートバックポケット、運転席小物入れなどいろんな物を身のまわりに置きたいロングドライブに便利な収納も充実している。

快適装備としては、左右独立温度コントロールフルオートエアコンをはじめ、運転席6ウェイ、助手席4ウェイのシートアジャスター、エレクトリックパーキングブレーキなどを装備。また、本革巻きステアリングホイールにはオーディオスイッチ(※1)とマルチインフォメーションディスプレイスイッチ(※2)が左右に配される。マルチインフォメーションディスプレイには瞬間燃費、平均燃費、エコドライブインジケーターゾーン、航続可能距離、日付、外気温度などが表示される。

エコドライブについては、スピードメーター右横にエコドライブインジケーターランプがあり、環境に配慮したアクセル操作をしているときには点灯する。その他、ドアハンドルを握るだけで解錠、触れるだけで施錠できるスマートエントリーや盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)などのセキュリティ対策も万全だ。

そんなアベンシスのデザイン的な美しさと実用性はぜひ、実車を見て体感していただきたい。

※1 販売店装着オプションのナビ&オーディオと連動します。
※2 販売店装着オプションのナビ&オーディオ装着時に機能します。

           
Photo Gallery