BMW M5|ビー・エム・ダブリュー M5 予約受付開始
BMW M5|ビー・エム・ダブリュー M5
新型「M5」が日本での予約受付を開始
BMWは、ラグジュアリースポーツセダン「M5」の注文受付を開始。デリバリーは2012年1月以降を予定している。
文=谷中朋美
歴代Mモデルで最強のパワー
BMWのハイ・パフォーマンスモデルを手がけるM社が開発した「M5」。あたらしいM5は、さらなる運動性能の向上とラグジュアリースポーツセダンとしての要素を追求したモデルとなった。
パワートレインは、「Mツインパワー・ターボ・テクノロジー」を採用した高回転型4.4リッターV型8気筒エンジンを搭載。最高出力は412kW(560ps)/5,750-7,000rpm、最大トルクは680Nm/1,500-5,750rpmと、歴代のMモデルのなかでもっとも大きなパワーを誇る。ピークトルクに達してから最高出力に達するまでの回転域は先代のV型10気筒エンジンより3倍も広くなり、Mならではのダイナミックな走りを実現した。
CO2排出量30パーセント以上の削減に成功し、環境面でも大きな進化
環境性能にも配慮。新エンジンでは、先代に比べ最高出力が約10パーセント、最大トルクが約30パーセント向上したにもかかわらず、オートスタート&ストップ機能などにより燃費とCO2排出量を30パーセント以上も削減させることに成功。
トランスミッションは、「M5」専用に開発された7段のダブルクラッチを採用した「M DTドライブロジック・システム」。オートマチックのようなドライブモードと、マニュアルのようなシーケンシャルモードの両方でなめらかな変速を可能にした。さらに、発進と停止を繰り返すような渋滞などで効果を発揮する新機能「ロー・スピード・アシスタント」も搭載。アクセルを1回軽く踏むだけで最低速度での前進が可能となり、快適性も向上させたとしてる。
新型「M5」には電子制御式ダンパーを標準装備。走行条件やドライバーの走行スタイルにおうじてダンパーが反応する「コンフォート・モード」や固めにダンパーを設定する「スポーツ・モード」、さらに固い「スポーツ・プラス・モード」まで選択できる。このほかにもさらにダイナミックな走りを可能にする「Mドライブ」など、最新テクノロジーが盛り込まれた。
デリバリーは2012年1月以降を予定
エクステリアは、大型エアインテークがついたフロントエプロン、膨らんだホイールアーチ、Mサイドグリルと一体化したターンインジケーターバーなど、筋肉質でダイナミックなスタイリングに。
インテリアでは、職人の手作業によるMスポーツシートをはじめ、Mモデル専用のメーターパネル、新設計のレザーカバーセンターコンソールなどを装備。スポーツカーのコックピットとラグジュアリーなインテリアの雰囲気を組み合わせた高級感は、さすがM5といったところだ。
このほかにも、LEDのスモールライトリングがついたバイキセノンヘッドライトや、リアビューカメラ、HDDナビゲーションシステムなど装備も充実させた。
価格は1495万円で、デリバリーは2012年1月以降の予定だという。
プレミアムスポーツセダンのベンチマークとなる「M5」。歴代最強のパワーと、力強いスタイリングで多くのひとを魅了しそうだ。
BMW M5│ビー・エム・ダブリュー M5
ボディサイズ│全長4,910×全幅1,891×全高1,467mm
ホイールベース│2.946mm
車輌重量│1,945kg
エンジン│4.4リッターV型8気筒 ツインスクロールターボ付き
最高出力│412kW(560ps)/5,750-7,000rpm
最大トルク│680Nm/1,500-5,750rpm
燃費│28.5mpg(9.9ℓ/100km)
CO2排出量│232g/km
価格|1495万円