フィレンツェの調香師「ロレンツォ・ヴィロレッツィ」日本上陸|LORENZO VILLORESI
LORENZO VILLORESI|ロレンツォ・ヴィロレッツィ
コティ賞を2006年にイタリア人として初めて受賞したロレンツォ・ヴィロレッツィ
フィレンツェの調香師「ロレンツォ・ヴィロレッツィ」ホームコレクション日本上陸
ルネッサンスの面影が残るフィレンツェの歴史的地区の一画にアトリエ「Via de Bardi」を構え、オーダーメイドの香りを手がけるフレグランスクリエイター、Lorenzo Villoresi(ロレンツォ・ヴィロレッツィ)。ハイエンドなインディペンデント系メゾンフレグランスのホームコレクションが伊勢丹新宿店本館5階=リビングフロアで発売を開始した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
五感のオートクチュールフレグランスを編み出す調香師
調香師にとってオスカーのような位置づけのコティ賞を2006年にイタリア人として初めて受賞したロレンツォ・ヴィロレッツィ。イタリア人ならではの感性と緻密な計算と集中力のもとに作られた美しいハーモニーを奏でるホームフレグランスが日本上陸した。
もともと古代哲学のリサーチャーとしてアカデミックな研鑽を積んでいたロレンツォは、1981年に訪れた中東への旅で、スパイスやエッセンス、香料などに魅了され、帰国後ただちにポプリやフレグランスの試作や研究を重ねて、調香師としてのキャリアをスタートさせた。
ロレンツォの香りは徐々に評判を呼び、1990年にFendiよりルームフレグランス、ポプリ、キャンドルのオーダーを受け、本格的にフレグランスメゾンとしてのビジネスを開始。1993年には初コレクション「UOMO」「DONNA」を発表した。
ロレンツォの代名詞は「Fantasy Fragrances」
2000年以降は、“嗅覚のヴィジョン=香りで描く情景、ランドスケープクリエイション”をテーマにするロレンツォは、ルネッサンスの息吹を感じさせるフィレンツェの歴史的地区の中にそびえる15世紀の貴族の館を改装したTHE HOUSEをアトリエとしている。
このアトリエ「Via de Bardi」は、イベント、セミナーなどができるパフュームセンター、200㎡ものアロマティックガーデンをはじめ、テラス、アトリエ、ライブラリー、リサーチセンター、ショールームなどを完備。香水業界の垣根を越えて、シェフやソムリエなどが“study of the senses”、つまり感覚を学ぶために集う、まさに現代の芸術サロンとして有名だ。
この美しい街並みを眺望できるアトリエで作られる香りは、ディフューザー、ルームスプレー、キャンドル、各6フレグランスがラインナップし、それぞれどんなインテリアにもマッチし、ワンランク上の空間を創出。
さらに、樹脂に香りづけした琥珀色が美しいオリエントの宝石のようなクリスタル、伝統的な製法で丁寧に作られたポプリ、スーツケース、引き出し、クローゼットで大活躍する2つのフレグランス(ラベンダー・ローズ)のサシェも登場する。
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大同
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