革新的な調香師が描く、誰も知らないヴァイオレットの香り「I miss Violet」|The Different Company
The Different Company|ザ ディフェレント カンパニー
ブランドの最高級ライン“コレクション エクセッシブ”からデビュー
革新的な調香師が描くヴァイオレットの香り「I miss Violet」
21世紀に真の贅たくを提供するために、世界的に著名な調香師であるジャン・クロード・エレナが創立したブランド「The Different Company(ザ ディフェレント カンパニー)」の創立15周年、そして、日本の正規代理店である株式会社フォルテの創立20周年にあたる今年、ザ ディファレント カンパニーの最高級ライン“コレクション エクセッシブ”より、ヴァイオレット(スミレ)の香り「I miss Violet(アイ ミス ヴァイオレット)」が6月17日(水)に発売される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
ブランドが目指したのは“フローラル・レザー”の香り
香りを試す前に、商品名の「アイ ミス ヴァイオレット」を聞いたとき、よくありがちなフローラル系で、トレンドのオリエンタルな香りを想像したが、ムエット(試香紙)を手渡されて衝撃を受けた。
事前の説明では「今作のテーマは、透明感がありオパールの光を感じ、フローラルやグリーンを通じてレザーを思わせる香りをつくる“フローラル・レザー”です」とあって、「レザー?」と思ったが、実際に香りをかいで思ったのは、スコットランド・アイラ島に所在するシングルモルト・スコッチ・ウイスキーの強烈なピートの香り。
ザ ディフェレント カンパニーの香水なのでもちろんユニセックスで使えるが、この斬新なファーストインプレッションは、ぜひ多くの男性に体験してほしい。
レザーがそっと息を吹きかけるように香ってくる
現ザ ディフェレント カンパニーのルック・ガブリエル社長は、調香師ベルトラン・ドゥシュフールの「ヴァイオレットは、とても魅惑的で古くから名香の誕生に大きな影響を与えてきたが、モダンなフレグランスに仕上げるためにピーチベルベットのようなほのかなフルーティ要素を保ちつつ、ふつうレザーノートはトップやミドルには香らず、ラストに香らせて安定感を与えるが、『アイ ミス ヴァイオレット』では、レザーがそっと息を吹きかけるように、さわやかに香ってくる」という企画に惚れ込み、3年にわたる試作を繰り返してようやく完成にいたったという。
もちろん、レザー(革)の香りは皮革そのものから取ることはできないので、ベルトラン・ドゥシュフールは、スミレの葉をベースにしながら、ヴァイオレットとミモザとオスマンサスのアブソリュートから、アニマリックではなく極めてヴェジタルなレザーの香りをつくりだした。
ルック・ガブリエル社長とベルトラン・ドゥシュフールが求めつづけた「まるで泡のように軽いフローラル」は、“フローラル・レザー”という香調を生み出し、スミレの香りの現代性を見事に表現した。
ザ ディファレント カンパニーの香りは、“コレクション クラシック”、“レスプリ コロン”、そして今回のアイ ミス ヴァイオレットが属する“コレクション エクセッシブ”の3ラインから構成。コレクション エクセッシブは、最高の香りを実現するために希少な香料にこだわり、香りの革命家、ベルトラン・ドゥシュフールの調香によって、独創的で神秘的な香水を生み出している。
ザ ディフェレント カンパニー
コレクション エクセッシブ
「I miss Violet(アイ ミス ヴァイオレット)」
オードパルファン
価格|2万5920円 [50mL]
フォルテ
Tel. 0422-22-7331
http://www.forte-tyo.co.jp