SPECIAL Report|藤原美智子を、追いかけろ!
SPECIAL Report
藤原美智子を、追いかけろ!
毎日の充実した仕事がプライベートを豊かにさせるのか、プライベートが充実しているからいい仕事ができるのか?
そのヒミツを求めて、24時間密着レポート!
文と写真=藤原美智子まとめ=梶井 誠(本誌)
リラックスと集中、その繰り返しが心地いいリズムになっていく
自分が主宰する事務所(ラ・ドンナ)を立ち上げてからずっと無我夢中で走ってきて、振り返れば余裕もなく過ぎていってしまいましたが、やっと最近、気持ちにゆとりができてきました。そうすると仕事に対してのアプローチや、プライベートの過ごし方などもくっきりとしてきて、本当に毎日のすべてが楽しく充実しています。自己流で始めたストレッチも2~3年前から効果が出始めて、いまでは自分のからだに聞きながらストレッチは欠かせない日課になっています。では、6月のある一日の私、朝5時50分からスタートです!(藤原美智子さん談)
5:50 アルフとスキンケアと朝食
朝食はフルーツの山盛りと、中性水素水で溶いた「ピュアシナジー」という無農薬でできている粉末のサプリ。なぜかはわからないのですが、このサプリを飲むようになってから毎朝5時36分ちょうどに目が覚めるようになりました。
6:30 デスクワーク
原稿書きや校正などのデスクワークは、仕事に出かける前に。朝、脳がまだ新鮮なうちに、そして時間が限られているほうが集中できるんですよね。このデスクワークタイムには(写真には写っていませんが)、内臓の働きや免疫系に作用する「ひまし油温湿布」(次回ご紹介!)をお腹と背中に巻いています。二日酔いにも効くんですよ!
8:00 ストレッチ
8年ほど前からストレッチが習慣になっています。もともとからだがすごく硬く、さらに捻(ね)じって曲げるという姿勢のメイクの仕事をする私にとって、ストレッチでからだの歪(ひず)みや硬さを正すことは必須事項。3日もさぼると調子が悪くなるんです。でも、何よりも気持ちが「フ~ッ」と軽やかになれることが長続きしている要因なのかもしれません。
10:00 スタジオ入りと2回目の朝ごはん
仕事道具の総重量は約50kgにもなるので、移動はいつも車。スタジオでの撮影は10時始まりという撮影隊が多いせいか、この時間帯は駐車場も混雑。ところで、スタジオに入って私が最初に何をするかというと、編集担当が用意してくれたサンドウィッチやおにぎりを食べること。朝、早く起きるせいか、スタジオに入るころにはすっかりお腹が空いてしまうんです~
10:20 化粧品選び
今日の撮影は雑誌のビューティページ。構成の打ち合わせやモデルの衣装を決めたあと、絵コンテやヘアメイクのイメージ、そして紹介するテクニックに合う化粧品を選びます。各社から集められた膨大な数の化粧品のなかから、瞬時に「コレッ!」と選び出すためには集中力が必要なので、結構真剣です。
10:30 メイク開始!
この日はメイクをつくりながら、そのプロセスを撮影して、さらに美容ライターの人にテクニックも解説していくという内容。右脳左脳、総動員しなければならないので、これまた集中、集中。
11:20 撮影中
撮影中は、いつもカメラマンの横に立って、ヘアメイクに乱れがないかをチェック。でも、ヘアメイクのイメージにピッタリ合ったモデルの美しい表情を見られる、この瞬間が一番幸せを感じるとき。自分がイメージした“きれい”が何十分後かには具体的に表現できること、そして「わぁー、きれい!」という瞬間の感動を味わえることが、この仕事の醍醐味です。
16:00 雑誌チェック
撮影終了後、事務所に戻り、雑誌チェック。うちのラ・ドンナのスタッフ(9名)それぞれが仕事をした雑誌社から雑誌が届くので、本棚はいつも一杯。最近、引越ししてきたばかり(同じマンションの2階から3階に、なんですが)なので、今はまだきれいに整頓されているけれど、この状態も今だけかもしれません~。
16:30 化粧品チェック
毎日のように各化粧品会社から届けられる化粧品をひとつひとつチェック。口紅やマニキュア、ファンデーションは実際に塗って、そしてアイシャドウやチークなどは手の甲で試します。試しすぎて、唇や手の皮膚が痛くなることも。
17:00 打ち合わせ
雑誌の打ち合わせと取材。取材の質問には、あたかも文章を読んでいるような感じでスラスラと答えられるので、「そのまま原稿にできる!」と喜ばれています。なぜかは、自分でも不明。でも普段は、「ほらほら、あれ何だっけ?」と言いたいことが全然出てこないので、仕事のときとのギャップが激しすぎると言われています。仕事で脳内を全部使ってしまうせいでしょうか!?
18:30 食事会
今日は担当している雑誌の連載が5周年を迎えたので、そのお祝いの食事会。撮影のときのスタイルは、いつもカジュアルなパンツルックなので、夜、出かける用事があるときは、朝、車に着替え用の服を持って出かけます。今日はジャケットとスカートをチェンジ。ちなみにオレンジのトップスとヒールは、『RUNA』(ワールド)という通販雑誌で販売している私のブランド、「MICHIKO FUJIWARA」のものです。