永富千晴|SAKURA × 永富千晴対談(後編)「絶対注目のスーパー美容液」
Beauty
2015年1月30日

永富千晴|SAKURA × 永富千晴対談(後編)「絶対注目のスーパー美容液」

モデル・ビューティジャーナリストのSAKURAさんをお迎えして

SAKURA × 永富千晴対談(後編)「絶対注目のスーパー美容液」

前回からはじまった新連載「永富千晴のビューティ・クローズアップ」。モデル・ビューティジャーナリストのSAKURAさんをゲストに迎えて、そのひとの“美のヒント”を読み解いていく「ステキ入門」後編は、“いま注目のスキンケアアイテム”を中心にお話をうかがいます。

文=オウプナーズ
写真=原恵美子

肌をバージョンアップするスキンケア?

永富 それでは本職の化粧品についてSAKURAさんにうかがいますが、とくに上半期で注目されているカテゴリーや傾向ってありますか?

SAKURA いまはオーガニック市場に勢いがあり、デパートやファッション系セレクトショップなどでも入手しやすくなっていますよね。香りや使い心地のよさからバス&ヘアケアアイテムやキャンドルなどから使いはじめる傾向がまだ強いと思っています。結果重視のエイジングケアでいえば、いま一番注目なのは、「スーパー美容液」。これは、いま使っているスキンケアにプラスするだけで、あとに使うアイテムの底上げ効果も狙える、というもの。普段のお手入れが俄然やる気になります。即効性と持続性が高く、簡単にいえば“肌をバージョンアップするスキンケア”。この傾向はあたらしいし、方向性としてもとてもおもしろいと感じています。設計もほんとに進化していますね。

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SAKURAさん

永富 ここにいくつか並べましたが、パッケージそのものにもいままでにない強い個性が出ていますよね。

SAKURA ほんとにそう。たとえば4月に発売されたヘレナ ルビンスタインの「プロディジーP.C.セラム」は、ラインのなかでこれだけグリーンのボトル。しかも、深いグリーン×ゴールドの使い方も新鮮で、直感的に“あ、これ使いたい!”と思いました。メーカーが特別に力を入れてプッシュしているのもわかるし、スキンケアは継続しての効果がいちばん大事なので、使いたくなるなにかがここにある(笑)。いまの時代のまさにトレンド・スキンケアアイテムですね。

永富 やっぱり、年齢を重ねると、肌の状態が毎日絶好調! というわけではないので、こういったスーパー美容液を取り入れると、底上げされるだけでなく、安定感もでてくる気がします。SAKURAさんもいろいろなアイテムをお使いだと思いますが、ヘレナを使ってみて、どんなふうに使うといいんじゃないか? と思われましたか。

SAKURA とくに、シワやくすみに対して、さらに積極的にアプローチしたいひとにいいと思いますよ。さらっとしたテクスチャーで、浸透力がすばらしいし。

永富 SAKURAさんってお会いするたびに若返っているだけに、説得力大アリです。今日もハリ感がすごい! ヘレナ注目ですね~。ところで、こういうブースター効果のあるスーパー美容液人気に火を付けたのは、去年の夏に発売されたランコムの「ジェニフィック」ですよね。コマーシャルもすごかったので、皆さんの記憶にもあたらしいかと……。

SAKURA 美容業界でも話題になりましたよね。友人知人関係にも“ジェニフィックどう?”と聞かれることが多くて。

永富 私も! ここ最近のなかで、一番問い合わせが多かったかも。

SAKURA  つぎに登場したのが、クリスチャン・ディオールの「カプチュール トータル ワン エッセンシャル」。1月1日発売でしたね。商品名の“ワン”にこだわって、今年の元旦発売、というこだわりぶり。「ワン」も、内側から支える力が育まれると、評判が高いですよね。ほかのブランドのアイテムと併用しても、効果感はばっちりでます、という潔さも好きでした。コスメデコルテの「サイクリック キィ」は5月に発売されたばかり。

永富 マッサージしながらつける、という手法つきですが、艶めくような肌仕上がり、という即効性も兼ね備えているのがほかのスーパー美容液とちょっとちがうところかも。

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SAKURA ボトルが手のひらにコロンと収まる感じも親近感や愛着感がもてそうだし!


SAKURA × 永富千晴対談(後編-2) 「絶対注目のスーパー美容液」

じわっと浸透して、中に入ってすぐにぷくっとくるのを実感!

永富 じつは私、最近皆さん“美容液離れを起こしているじゃないか”って、密かに思っていたんです。ジェルタイプのマルチクリーム、そして、シートマスクがすごく手に入りやすくなっていることもあって、アンチエイジングの主役=美容液、という概念が薄まっているんじゃないかな、と。で、この前、実験したことがあるんですよ。

SAKURA なんの実験?

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永富 昔の女性って、温泉へ行ったとき、せっけん1個でどうやってきれいにしていたんだろう? って思って、実際にやってみました。無謀かな(笑)とも思ったんですが。でも、美容液のすごさも実感しなおしたくて(笑)。

SAKURA それでどうでした?

永富 結局、湯上がりに美容液を使ったんですけど、いまの美容液ってあらためてすごいなって。肌の膨らまし感はすごいし、化粧水では味わえない“なかからきれいにさせる”効果をかなえてくれる機能性があってあらためて驚きました。

SAKURA そうですよね。これらのスーパー美容液はシンプルでありバージョンアップされてる。使い方のアイデアもそれぞれ盛り込まれていて個性的だし。

永富 数年前に高機能高価格クリームが話題になりましたが、それにつづくブームになりそうですね。

SAKURA 私は普段の手入れはクリーム派なんだけど、最近は美容液を入れるのが楽しくって!

永富 特別感はありますよね。だから一滴一滴を大事にできる。

SAKURA 使いたくなるビジュアルも上手。見て「あ、売れそう」ってわかる(笑)。全体のバランスがいいんですよ、サイズもコンパクトだし、プライスも手頃だし、エイジングの集大成的美容液だし。

永富 いまの時代にキレイを追求している女性には一度試してほしいですね。

SAKURA そうですね。使うタイミングとか使い方とかはカウンターで説明を受けるのをお薦めします。

永富 洗顔からはじまるスキンケアのなかでも“中のケア”ってじつは男性も注目していて、この一連のスーパー美容液ってよく見ると男性的な強さも感じさせませんか?

SAKURA たしかに、地に足が着いた感じ(笑)。いまは芯の強い凜とした女性像がはやっているから、こういう美容液はとてもラグジュアリーな感じで、“去年より自分をワンステップ上げましょう”という使い方をイメージさせますね。

永富 私たちのサポーター的愛用品(笑)。

SAKURA そうそう、日々のサポーターです。

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永富 SAKURAさん、どうもありがとうございました!

SAKURA × 永富千晴対談(了)

           
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