トータルアンチエイジングができること(前編)
Beauty
2015年5月12日

トータルアンチエイジングができること(前編)

トータルアンチエイジングができること

──メディアージュクリニックでの講演会より(前編)

さきごろ、斎藤糧三さんが Chief Medical Officer に就任された『メディアージュクリニック』にて、「トータルアンチエイジングができること~世界のアンチエイジング医療を牽引するA4M(米国アンチエイジング医学会)をフィードバックさせた、トータルアンチエイジング治療最前線」と題したセミナーが開催されました。その模様を2回にわけてリポートします。

文=染谷晴美(本誌)Photo by Jamandfix

世界品質のトータルアンチエイジング治療

“美しさのとびらを開ける合言葉は、世界品質”。それが『メディアージュクリニック』のコンセプト。
ヨーロッパ、アメリカなどから多くのドクターを招き、医療の技術交流をはかっている斎藤先生は、その一環として、2007年6月に「第1回 世界アンチエイジング医学 日本会議」の開催を手がけ、大成功をおさめました(バックナンバーをご覧ください)。
世界の医学会とハブ的な関係をもって学術会議を行い、そこで交流する先生方の世界レベルの医療技術を一般の方々に紹介する。それが世界品質であり、同クリニックの最大の特徴です。

セミナーは4部構成。まず、斎藤先生のお話からスタートしました。

テーマは「トータルアンチエイジングができること教えます」
具体的な内容は
・アンチエイジングはうつを治す?(メンタルヘルスケア)
・当院のダイエットは痩せるだけじゃない(最先端栄養学と医療機器のマリアージュ)
・ニンニク注射を超えた、最強点滴TA:ONE(ティーエーワン)

なお、当日のサプライズゲストは、男性ライフスタイルマガジン『ENGINE』の編集長、鈴木正文さん。
「ふだん摂取しているサプリメントは斎藤先生の処方。ときどき、αリポ酸(TA:ONE)の点滴もしていただいています」

アンチエイジング医療とは

では、斎藤先生のお話を、ほんの一部ですが、ご紹介させていただきます。

「人間は没するまでに、自分というものを維持して生きていくわけですが、その仕組みを科学的に理解しながらマネジメントしていく、つまり、健康な体と心を手に入れて生きていくということを、科学的にみてマネジメントしていくのが、アンチエイジング医療だと思っています。

これまでの医学というのは、たとえば、血圧が高いとしますよね。血圧が高い人は死亡する人が多い、じゃあ血圧を下げればいいんじゃないか、ということで治療をして、よしよし下がったと。それで終わりなんですね。血圧が下がったことによって、長生きになったのか、来たる疾病を予防できたのか……、たしかに、脳卒中などのリスクは避けられるでしょう、でも、死亡率というところまでフォローアップされて薬はつくられていない。

ガンは治ったけれど、死んでしまいました、という残念な医療の話よく聞きます。では、今後はどうしたらよいか。統計学的にみた治療効果の有利性で治療を選ぶよりも、特定の疾病治療を目標にするのではなく、結果的に長生きできた、というところでの治療を選択していったらよいのではないでしょうか」

斎藤式「造顔ヒアルロン酸」(ヒアルロン酸注入による上まぶたリフト法)

ビフォア・アフター実演

アンチエイジングはうつを治す?

「神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン。この3つの枯渇が、うつ発症の原因のひとつであるといわれています。よって、うつの治療には、これらをむりやり増やす薬が使われるわけですが、ちょっと待てよと。3つの神経伝達物質は本来、タンパク質を原料に、ビタミンB群、亜鉛、鉄、マグネシウムが働くことによって最適化される。つまり、神経伝達物質が枯渇するということは、これらの栄養素が不足しているということ。だったら簡単です。増やすためには、じゅうぶんな量の栄養素を供給すればいいのです。

以前テレビで、システムエンジニアが激務でうつを発症して、職場にも行けず自宅に引きこもっているというVTRを観ましたが、手にいっぱいの薬を飲みながら夜中に起きてきて何を食べているかというと、カップラーメンともやしを食べている。カップラーメンともやしでは、正常な代謝に必要な栄養素をじゅうぶんに摂れるわけがありません。
まずタンパク質ですよ。タンパク質を食べて、胃酸で消化して、必要なビタミン・ミネラルを摂ることによって、神経伝達物質を最適化する。それがメンタルヘルスの第一歩だと理解して治療していくと、症状が改善されていくことがあります」

『ENGINE』の鈴木編集長を迎えて

セミナー後半は……

斎藤先生のお話のあとは、
メディアージュクリニック 院長 椎名邦彦先生による「メディアージュが女性にできること~最先端遺伝子診断、体にやさしいホルモン療法」、メディアージュクリニック 美容外科 戸部正則先生による「3万5千症例の実績か行き着いた、シミ・シワ・たるみ・ホクロ治療」
とつづき、最後は、斎藤先生による「斎藤式『造顔ヒアルロン酸』(ヒアルロン酸注入による上まぶたリフト法)」のビフォア・アフター実演で、セミナーは終了。

当日ちょうだいした資料に「理想は“長く太く”。明るくよく燃えて、減りにくいロウソク。可能でしょうか?」とありました。そして、その答は「可能」だということが、斎藤先生のお話からわかりました。見た目の美をみがくだけでなく、カラダのなかもみがいていかないと。健康に長く生きるためには。食生活をいま一度、見直しましょう。

次回は、斎藤先生が取り組んでいる「機能性低血糖症」について取り上げます(1月25日公開予定)

トータルアンチエイジングができること<br><br>──メディアージュクリニックでの講演会より(前編)

メディアージュクリニック
住所|東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山7F
電話|03-5464-6110
公式サイト|http://www.mediage.co.jp/

セミナー会場
Casita(カシータ)
住所|東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山3F

           
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