SANYO YAMACHO|シューキーパー
SANYO YAMACHO|三陽山長
今秋で10周年を迎える三陽山長が顧客の要望を形に!
感謝の気持ちを込めたオリジナルシューキーパー
三陽山長が顧客への10年間の感謝を込めて、またこれから先へつづく思いを込めて、要望の多かった三陽山長オリジナルシューキーパーをカタチにし展開することになった。靴のラストにあったシューキーパーで靴を守れば、これほどいいことはない。
Text by OPENERS
三陽山長の靴を長くはきつづけるための気づかい
日本の匠の技で“日本人の、日本人による、日本人のための靴”をつくりつづけてきた三陽山長だが、今秋でブランド設立10周年を迎える。その間、熟練の「技」、「匠」なものづくり、「粋」な心づかいをモットーにした靴は、多くの顧客に愛されてきた。インポートシューズに比肩する日本固有の高級靴は、まさに三陽山長が標榜する「技」「匠」「粋」が一体となり生み出される「品質本位」を湛えている。それを可能としているのが、50年以上にわたるキャリアを誇るベテランの職人たちの手業だ。その工房では、職人たちが黙々と作業をこなしている。職人気質の世界は過去のものではなく、いまも息づいているのだ。その築きあげてきた伝統や技こそ、三陽山長の、そして日本の財産といっていい。そしてそれは若い世代へと、きっちりと伝承されている。この姿勢はじつに重要だろう。
この10年間の感謝を込めて、日頃から顧客より要望の多かったシューキーパーを今秋から販売することとなった。ただのシューキーパーではない。ここが肝心である。三陽山長の定番木型に対応した、オリジナルというところがキモだ。つまり三陽山長の靴に合っており、長くはきつづけるためのものなのである。これは普通に考えると、三陽山長にとって冒険でもある。なぜなら靴の要ともいえるラスト、つまり木型をオープンにすることにほかならないからだ。それだけ、これで三陽山長の靴を守り長くはきつづけてほしい、という願いとこだわりが込められているのである。履くひとへの気づかいやおもてなしは、じつに粋である。
一見、黒に見えるが、ブランドカラーの「藍色」に染め上げてあるのもそそられる。そこにゴールドメッキのブランドロゴプレートや金具がコンビネーションされ、和でありつつ奢侈なたたづまいを見せる。スクエアはラストR309に、ラウンドはラストR201、R2010、R305に対応する。サイズ調整ももちろん可能だ。モデル勘三郎(R201)や友之介(R309)もよろこぶだろう。ピッタリなシューキーパーで、形をキープしてくれるのだから。足もとのお供にこれは見逃せない。各8925円 。