SEIKO|バーゼル 2010
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年7月28日

SEIKO|バーゼル 2010

SEIKO|セイコー

日本が世界に誇る総合ウォッチブランド、「セイコー」。今年は誕生50周年を迎えた究極の実用腕時計「グランドセイコー」を筆頭に、世界最先端の技術と日本の時計美学を展開した。

文=渋谷康人

セイコーは時計製造をはじめて以来、精度と実用性を誠実に追求してきた、日本が世界に誇る時計ブランドである。100年を超える歴史を持ち、ヒゲゼンマイの素材から地板の上に留められたネジ1本にいたるまで自社で開発製造して時計づくりを続けてきた。スイスの老舗時計ブランドにまったく引けを取らない「リアル・マニュファクチュール」として、時計愛好家を魅了している。本格的な複雑時計の製品は「スプリングドライブ・ソヌリ」ひとつのみだが、伝統的な機械式時計からクォーツ、さらに両者のハイブリッドメカニズムを持つスプリングドライブまで、独自の技術が発揮された製品はかず多い。その技術開発力にはスイスをはじめ世界中の時計メーカーが敬意を払い、つねに注目している。

今年はセイコーにとって記念すべき年。精度と実用性をシンプルに誠実に追求するという製品哲学が結晶したブランドの“顔”、偉大なるスタンダードウォッチ「グランドセイコー」が誕生から記念すべき50周年を迎えた。
これを記念してバーゼルフェアでは、機械式、クォーツ、スプリングドライブと3種類のムーブメントを使った3種類の記念限定モデルが登場。

日本刀をモチーフに世界に通用するシャープで端正なフォルムと、独自のムーブメント技術が融合した世界共通モデル「セイコー ブライツ アナンタ」にも、初のムーンフェイズ付きモデルが加わった。

また遊び心ある大人の男性を対象にした「セイコー ガランテ」からは、日本が生んだ偉大なアニメヒーロー「鉄腕アトム」モデルが限定モデルとして登場。

さらに、クォーツ誕生40周年記念モデルや、最先端の電子インク技術を使ったデジタルウォッチのプロトタイプも発表するなど、例年にも増して魅力的な新作がそろった。

セイコーウオッチお客様相談室
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