マツダはコンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」でさらに攻めに出る|Mazda
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2015年3月20日

マツダはコンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」でさらに攻めに出る|Mazda

Mazda CX-3|マツダ CX-3

マツダは新型「CX-3」でさらに攻めに出る

マツダは、新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」の発売を開始した。独自開発・製造する自動車テクノロジー「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」と、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を取り入れた、マツダが新世代商品として位置づける第5弾モデルとなる。

Text by OHTO Yasuhiro

国内仕様にはクリーンディーゼルエンジンのみ

昨年11月のロサンゼルスオートショーにてワールドプレミアされた新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」が、ついにデビュー。発売を開始した。

これは「アクセラ」や「デミオ」につづく、SKYACTIV技術とデザインテーマ“魂動(こどう)-Soul of Motion”を全面的に採用した新世代商品の第5弾で、今回の日本発売を皮切りに、順次にグローバル展開されていく。

世界戦略車として開発されたCX-3のエンジンには、ガソリンとディーゼルが用意されるが、国内仕様には直列4気筒ターボディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 1.5」のみという、思い切った戦略がとられた。そのスペックは、最高出力77kW(105ps)、最大トルク270Nmで、2.5リッタークラス並みの高トルクにより、力強い走りを楽しめるという。燃費もJC08モードで21.0-25.0km/ℓと経済性も抜群だ。

デミオに搭載されたものと多くの基幹部品を共用する、このディーゼルエンジンだが、今回マツダはあらたに、ディーゼル特有のガラガラ音を抑制する「ナチュラル サウンド スムーザー」を世界ではじめて開発。走行時の静粛性を高めるだけでなく、よりエモーショナルなエンジンサウンドを目指し、さまざまな試みがおこなわれた。

もちろん、ラインナップされるすべてのクルマに標準で備わるわけではなく、オプションパッケージとしての装着とはなるが、ディーゼルエンジンの開発を得意とするマツダにとって、他社にはない魅力ある新テクノロジーだ。

組み合わされるトランスミッションは、全グレードで6段AT、そして6段MTの選択が可能。さらにマツダの新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD」も用意されている。

先述したとおり、最新の“鼓動デザイン”で表現されたスタイリッシュなボディは、全長4,275mm × 全幅1,765mm × 全高1,550mmと扱いやすいコンパクトなサイズ。もちろん一般的な機械式立体駐車場にも対応している。オーバーハングをギリギリまで詰め、タイヤをボディ四隅に配置することで、ホイールベースを2,570mmと長めに設定し、十分な広さのキャビンを確保にも成功した。また定員乗車時でも350リットルという実用的なサイズのラゲッジルームも備える。

Mazda CX-3|マツダ CX-3

マツダは新型「CX-3」でさらに攻めに出る (2)

マツダ新世代のスタンダード

インテリアのフォルムは、外観の豊かなラインとの調和を重視した、乗員を包み込むようなデザインでまとめられ、グレード毎にコーディネートされた専用トリムを採用することで、それぞれに異なる世界観を見せる。

安全面では、マツダの先進安全技術である「i-ACTIVSENSE」を採用しており、前走車との車間を一定に保ってくれる「マツダ レーダークルーズコントロール」や前方衝突回避被害軽減を図る「スマート ブレーキ サポート」、車線変更時などに後方や側方の死角エリアからの接近車両を知らせる「ブラインド スポット モニタリング」などさまざまな機能を備える。さらに、低速域での衝突被害軽減ブレーキである「スマート シティ ブレーキ サポート」やAT誤発進抑制機能(前進時対応)は全車に標準化された。

グレードは、エントリーの「XD」、LEDヘッドランプや18インチアルミホイールなどを備える「XDツーリング」、そしてレザーインテリアが用意された最上級モデル「XDツーリング Lパッケージ」の3タイプとなっており、価格は237万6,000円から302万4,000円となる。

去る2月27日に都内でおこなわれた発表会で、代表取締役 社長兼CEOである小飼雅道氏は、「コンパクトSUVの市場はグローバルで拡大しており、2020年には2014年の2倍以上の成長が見込まれる重要なジャンルであると予測している。都会からアウトドアまでさまざまなシーンで活躍する新世代のスタンダードとしてCX-3の開発をおこなった」とコメント。

新型モデルであるCX-3は、広島の本社工場にて年間15万台規模での生産が計画されており、国内生産による地場産業の活性化や国内ディーゼル市場で60パーセントを占めるマツダのクリーンディーゼルの更なるシェアと販売台数の拡大につなげていく。

Mazda CX-3|マツダ CX-3
ボディサイズ|全長 4,275 × 全幅 1,765 × 全高 1,550 mm
ホイールベース|2,570 mm
トレッド 前/後|1,525 / 1,520 mm
重量|1,260-1,340 kg
エンジン|1,498 cc 直列4気筒ターボディーゼル「SKYACTIV-D 1.5」
ボア×ストローク|76.0 × 82.6 mm
最高出力| 77 kW(105 ps)/ 4,000 rpm
最大トルク|270 Nm(27.5 kgm)/ 1,600-2,500 rpm
トランスミッション|6段AT、または6段MT
駆動方式|FF、または4WD
サスペンション 前|マクファーソンストラット
サスペンション 後|トーションビーム
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ディスク
燃費(JC08)|21.0km/ℓ-25.0km/ℓ
トランク容量(DIN)|350ℓ
価格|237万6,000円 - 302万4,000円

マツダコールセンター
0120-386-919

           
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