特集|ミラノサローネ国際家具見本市2010
2010年4月14日から19日にかけておこなわれた第49回ミラノサローネ。
インテリアジャーナリスト&スタイリストの川合将人氏、
東京をベースに活動するイタリア人アートディレクターの
アレッサンドロ・アニーニ氏、
そして、カリモク、キヤノン、パナソニックという
日本企業のPRを務めるデイリープレスの、
それぞれがサローネで感じたインテリアデザインの未来とは?
Salone Internazionale del Mobile 2010
川合将人のミラノサローネそぞろ歩き (1)
天然素材や廃材をつかったエコを意識したもの、植物を空間に取り入れられるようプランター機能などが付加されたもの、そして豊富なカラーバリエーションを展開しコーディネート提案をおこなうブランドが多く目立った2010年。それぞれで際立った作品をピックアップした。
Salone Internazionale del Mobile 2010
川合将人のミラノサローネそぞろ歩き (2)
第2回目となる今回は「2010年最新ソファ事情」と題して、サローネで発表されたソファを(またしても)独断と偏見でセレクト。老舗ブランドから新ブランドまでふくめて、率直に気に入ったもの、よいと思ったものを一挙に紹介する。
Salone Internazionale del Mobile 2010
川合将人のミラノサローネそぞろ歩き (3)
ナチョ・カルボネル、マルティノ・ガンパーなど、昨年に引きつづき活躍を見せた作家性の強いアート作品のような家具を発表したふたりを軸に、ワンダーランプの展示や、秋に東京都現代美術館でも作品の展示が決定しているマーティン・バースなど、これからの時代を担うであろう新進デザイナーたちの展示をピックアップして紹介。
Salone Internazionale del Mobile 2010
アレッサンドロ・アニーニが見たイタリアンデザインのいま (1)
アートディレクター アレッサンドロ・アニーニ氏によるサローネレポート前編。イタリア人ならではの視点でイベントの概要をお伝えするとともに、「B&B」「Cassina」「DIESEL」「Kartell」といった自国のブランドを取り上げる。イタリアンデザインのあたらしいトレンドとは?
Salone Internazionale del Mobile 2010
アレッサンドロ・アニーニが見たイタリアンデザインのいま (2)
後編では前編に引きつづき、おなじみ「Bottega Veneta」のホームコレクションや、デザイナーズ家具の「Cappellini」、イタリアのコンテンポラリーデザインを牽引する「Driade」、国内トップの照明メーカー「Flos」の4つのブランドをご紹介。イタリアンデザインの真髄に迫る。
Salone Internazionale del Mobile 2010 KARIMOKU|カリモク
“カリモクのこれから”を世界に向けて発信
2010年も生活関連産業ブランド育成事業(sozo_comm)の日本の家具代表に選ばれ、フィエラ(本会場)内のsozo_comm(ソーゾーコム)ブースに3年連続で出展したカリモク。それにくわえて、ミラノ市内中心部にあるアートギャラリーで、インスタレーション形式による「KARIMOKU NEW STANDARD」の単独展示を開催した。
NEOREAL――次代を拓くあらたな原動力
アーティストの高橋匡太氏と建築家の平田晃久氏という、ふたりの気鋭のクリエイターとともにキヤノンは、デジタルイメージングの総合力を結集し、あらたな感性を呼び覚ますような、かつてない体感映像空間を発表した。今回の作品のタイトルは「prism liquid(プリズム リキッド)」。
Salone Internazionale del Mobile 2010 Panasonic|パナソニック電工
展示コンセプトは「(standard)3-smart」
イタリアを拠点に活躍している建築家マルティノ・ベルギンツ氏が手がけた展示。かつて人類が自然とともに生活を営んでいた「洞窟」を、私たちの住む心地よい場所のメタファーとして、最新の技術が詰まった現代の洞窟を表現。パナソニック電工の技術やエコ、未来への可能性、 美意識……それらが象徴的に浮かび上がる。
Salone Internazionale del Mobile 2010 nendo|ネンド
ミラノサローネで個展「chair garden」を開催
4月14日から19日まで、ミラノで開催されたミラノサローネ期間中に、サローネ8年目の参加となるnendoは、ミラノ市内にある中庭のあるギャラリー“Galleria Antonia Jannone”にて個展「chair garden」を開催した。