フォルクスワーゲンのMPV「シャラン」がアップデート|Volkswagen
Volkswagen Sharan|フォルクスワーゲン シャラン
フォルクスワーゲンのMPV「シャラン」がアップデート
フォルクスワーゲンはミニバンモデルの「シャラン」をアップデートし、3月に開催されるジュネーブモーターショーで公開する。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
フォルクスワーゲン「シャラン」は、スライドドアと3列シートをもち、最大7人乗車が可能なMPV。そのシャランが安全、環境、情報装備にアップデートを受ける。
今回のアップデートのハイライトのひとつが、最新の安全装備を採用したこと。二次事故を防ぐ衝突後自動ブレーキシステムを標準装備し、さらにオプションで、シティエマージェンシーブレーキ付きのフロントアシスト、車線逸脱を防ぐレーンアシスト、アダプティブ クルーズ コントロール、第3世代のパークアシスト、死角への他車進入を警告するブラインドスポットモニターなど多彩なセーフティデバイスを搭載することが可能となった。
さらにエンジンも高効率の最新世代となり、最大で15パーセントの省燃費を実現したという。直噴ターボチャージャー付のガソリンエンジン「TSI」には、最高出力115kW(150ps)のものと、162kW(220ps)の2種類を用意。おなじく直噴ターボチャージャー付きのディーゼルエンジン「TDI」は、最高出力別に85kW(115ps)、110kW(150ps)、135kW(184ps)という3機種をラインナップ。
85kW版のディーゼルエンジンをのぞく4モデルには、アクセルオフ時にエンジンとトランスミッションを切り離すコースティングモードを搭載した省燃費型の6段DSG(デュアルクラッチ)を組み合わせる。
また、インフォテイメントにも、第2世代となるモジュラーシステムを採用し、高度なネットワークコミュニケーションを実現する。とくに、あたらしいシャランにはフォルクスワーゲンとしてはじめて「App connect」を搭載。AppleのCar PlayやGoogleのAndroid Autoにも対応する。
このほか、インストルメント パネルにあらたな素材を利用したインテリアや、LEDにより後方からのキャラクターを明確にしたリアコンビネーションライトも更新されている点だ。
新型シャランはジュネーブモーターショーで初公開、ドイツ本国では4月からの予約を開始し夏ごろのデリバリーが予定されている。