海で働く男たちの服の歴史から生まれたプロダクト

ヘリーハンセンが考えるワークウェアとは、機能的かつ実用的であり、仕事に集中する環境を整えるもの。さらに、クラシックな生地の価値や、隙のない仕立てとオーセンティックなディテールは、男のワードローブとして普遍性を物語る。

素材にこだわった新プロダクト「HELLY HANSEN ROYAL MARINE CLUB」は、最高級のギザ綿の“フィンクスチノ”と、オリジナルのウールの“SUPER100ウールメルトン”を使用しているのもポイントだ。

モンゴメリー元師に敬意を表した「R.M.C MONTY DUFFLE COAT」

メルトン生地の原産地、ベルギーの都市デュフェル（英語名はダッフル）から命名された“ダッフルコート”はもともと北米の漁師たちのワークウェアとして誕生したもの。その後、第2次世界大戦ではイギリス海軍のモンゴメリー元帥が軍服として採用し、普及させたことで知られている。

ダッフルコートは本来、手袋をしたまま服を脱着できる作業用の防寒コートとして考案されたが、現代の着こなしとのバランスを考慮し、可動性を損なわない程度のシャープなシルエットに仕立てている。デザインポイントのサービスポケットをはじめ、当時のディテールは再現しつつ、トグルや釦（ボタン）に本水牛を使用し高級感を演出。トグル留めにはネイビーの革を使用。ネック部にはスロートタブ付き。

海軍や漁師たちから着想を得た現代風マリンコート「R.M.C SEAMANS COAT」

各国の海軍が艦上用の軍服として採用し、フランスのブルターニュ地方では漁師たちがよく着ていた“ピーコート”をモディファイドした、モダンなシングルタイプのピーコート。一般的には雨風の侵入を防ぐため左右どちらでも合わせられるダブルブレステッド仕様だが、ダッフルコート同様に現代の着こなしのバランスを考慮し、開閉しやすいスッキリとしたシングルタイプのデザインに仕上げている。

程よく湾曲した袖付けはテーラードのようなフォルムを形成し、ディテールにはサービスポケットを完備。ウィンドストッパーには、着脱式のスロートタブがネックに付く。釦にはすべて本水牛を使用し高級感を演出。

トレンチコートの歴史と現代的要素が融合した「R.M.C TRENCH COAT FP LINER」

トレンチコートの起源は、第一次世界大戦にイギリス軍が寒冷な欧州での戦いに対応する防水用コートとして開発。このアイテムは、100年もの間変わらずありつづける機能美にオリジナルのディテールをプラスし、アップデートしている。

防寒対策としてウィンドストッパー（ストームストラップ、スロートタブ）と、ファイバーパイルをライナーに搭載。スマートフォンや現代ツールを収納するためのサービスポケットを完備し、ベルト部分にも雨水に強い高密度素材の共生地を使用。釦には半ツヤ消しの本水牛を使用している。シルエットは、アウターの本来のあるべき機能を考慮した現代的なAライン。なだらかなフォルムのラグランスリーブは、可動性に優れている。

インナーベストとして活躍する「R.M.C WORKERS VEST FP LINER」

本来、ベストは“中衣”として16世紀にファッションアイテムとして考案されたのが始まりと言われているが、19世紀半ばにはあらゆるシーンで機能服として認知された。ノースリーブのためワーカーたちの稼動性と作業効率をアップさせ、防寒性と収納性を兼ね揃えたアイテムとしてワークウェアの地位を確立した。

「HELLY HANSEN ROYAL MARINE CLUB」では、ヘリーハンセンで生産されていた防水型コートの機能的なネックディテールを取り入れ、ファイバーパイルをライナーに搭載した新解釈のワークベストに仕上げた。フロントポケットには、スマートフォンや現代ツールを収納するためのサービスポケット完備し、釦には半ツヤ消しの本水牛を使用。

HELLY HANSEN 原宿店
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HELLY HANSEN
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