BENTLEY CONTINENTAL FLYING SPUR SPEED|「コンチネンタル フライングスパー スピード」が日本上陸
BENTLEY CONTINENTAL FLYING SPUR SPEED|コンチネンタル フライングスパー スピード
英国車史上最速のラグジュアリーサルーン
「コンチネンタル フライングスパー スピード」が日本上陸
英国の名門、Bentley(ベントレー)が誇る高級サルーン「Continental Flying Spur(コンチネンタル フライングスパー)」がモディファイを受け、新たに高性能バージョン「Continental Flying Spur Speed(コンチネンタル フライングスパー スピード)」が追加されたのは記憶に新しいが、いよいよ両モデルの日本市場での受注がスタートした。
Photo by Jamandfix
世界でもっとも成功した12気筒ラグジュアリーサルーン
フォルクスワーゲン傘下に収まった新生ベントレーの第1弾「コンチネンタルGT」の派生モデルとして
2005年にデビューしたコンチネンタル フライングスパー。名門ブランドの名に恥じぬ豪奢なたたずまいと、クラフツマンシップによる内外におよぶ高いクオリティ、そしてフォルクスワーゲングループのならではの最先端のエンジニアリングが融合したそれは、欧米をはじめとする富裕層マーケットで人気を博し、世界でもっとも成功した12気筒エンジンのラグジュアリーサルーンとして当時のベントレーの再生に大きな役割を果たした。
今回デビューした2009年モデルでは、フロントグリルやエアインテークのデザイン変更をはじめとする化粧直しのほか、先進のレーダー技術により前方のクルマの流れを感知し、速度に応じた車間距離を維持するようアクセルとブレーキを制御する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」を採用するなど、内外におよぶモディファイを受け、ラグジュアリーサルーンとしての完成度がより高められた。
伝統の名を受け継ぐ高性能バージョン
2009年モデルにおける最大のトピックが、高性能バージョンであるコンチネンタル フライングスパー スピードがラインナップに加えられたことだろう。クーペ版たるコンチネンタルGTでもおなじみの“Speed”シリーズは、1923年に初めて登場した往年の名車の流れをくむ伝統のモデル。標準車比プラス50psの610psを誇る6リッターW12気筒ツインターボユニットにより、0-100km/h加速4.8秒、最高速度322km/hという傑出したパフォーマンスを可能にしている。また、車高を10mm低めるなどサスペンションを改良、ステアリングにより精密なチューニングを施すことで、俊敏かつ洗練されたハンドリングを実現。最速のラグジュアリーサルーンの形容にふさわしい走行性能を獲得している。
エクステリアでは、内に秘めたる高性能を誇示すべくダークティントクロム製フロントグリル、スパイラル加工が施された大口径スポーツエキゾーストテールパイプ、そして専用の20インチマルチスポークアルミホイールといったアイテムを採用、“Speed”シリーズならではの躍動感が表現されている。
最上級のラグジュアリーサルーンらしく、快適性の向上にもぬかりがない。クラス最高の快適性を誇ると謳われた同車だが、2009モデルではコンチネンタル フライングスパー、同スピードともに、防音ガラスや3層構造のボディアンダートレーを採用することで室内騒音をさらに低減している。また、英国が世界に誇るHi-Fiシステムメーカー「Naim Audio」がベントレーのために開発したオーディオシステムを有償オプションとして設定。市販車の装備品としては最大の最高出力1025Wのアンプや専用設計された14コのNaimスピーカーが、極上の音響空間を約束してくれる。
走りから快適性にいたるまで、ラグジュアリーサルーンとして全方位的に進化を果たした「コンチネンタル フライングスパー」と「コンチネンタル フライングスパー スピード」。価格は前者が2230万円、後者が2530万円。現在、予約受付中でデリバリーは来春を予定。
コンチネンタル フライングスパー スピード
ボディ|全長5290×全幅2118(ミラー含む)×全高1465mm
エンジン|6.0リッターW型12気筒ツインターボ
最高出力|449kw[610ps]/6000rpm
最大トルク|750Nm[76.5kgm]/1750rpm
駆動方式|4WD
トランスミッション|6段オートマチック
価格|2530万円
(2008年11月現在)
ベントレー モーターズ ジャパン
http://www.bentleymotors.jp/