ホワイトなボクスターS

「ボクスターS ポルシェ デザイン エディション2」と「ケイマンS スポーツ」は、排気量こそ3.4リッターで従来型とおなじながら、最高出力8psアップの303psを発生させるエンジンを搭載。これに専用装備を与えて特別感を出したモデルだ。

ボクスターSのそれは、ボディをキャララホワイトで彩り、さらに標準装備されるスタースポークデザインの19インチ スポーツデザイン ホイールやサイドエアインテーク、センターコンソール、3連丸型メーターをもホワイトでカラーリングしたのが特徴。サイドにはスポーティなグレーのストライプがあしらわれている。

ホワイトづくしのいっぽうで、ルーフやレザーパーツのスタンダードカラーには、全体をクラッシックな雰囲気に仕上げるストーングレーとブラックを用意している。

この限定モデルには、ホワイトのレブカウンターとスピードメーターをモティーフとしたオリジナルウォッチ「ポルシェ ボクスターS ポルシェ デザイン エディション2 クロノグラフ」がついてくる。時計とスポーツカー、男性が好む二大巨頭で訴求したいところだ。

日本仕様車の特別装備として、シートヒーターとバイキセノンヘッドランプ、スポーツクロノパッケージおよびポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム（PASM）を加えている。

世界限定500台のうち、日本には10台のみやってくる。5段ティプトロニックS仕様、左右ステアリングを選べ、価格は1056万円。ベースモデルより305万円高い。

911 GT3ライクなケイマンS

「ケイマンS スポーツ」は、スタンダードカラーに「911 GT3」のボディカラーでもあるオレンジとグリーンを設定。上級車の雰囲気満点の仕様だ。

追加またはオプションとして、ブラック、ガーズレッド、スピードイエロー、キャララホワイト、アークティックシルバーメタリックといったボディカラーを選択することも可能。サイドには、モデル名がデザインされたロゴがあしらわれる。

911 GT3と同様、ブラックのリム、ドアミラー、エアインテークグリルによりカラーコントラストが生み出され、ブラックインテリアデザインパッケージやメーターフードなしのダッシュボードと相まって、スポーティさをいっそう増している。

303psを発生するボクサーエンジンをはじめ、車高を10mm低めるポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム（PASM）、19インチ スポーツデザイン ホイール、バイキセノンヘッドランプやスポーツクロノパッケージのほか、スポーツシートも標準装備。日本モデルには、室内センサー付きのアラームシステムトレッドテールライトが特別装備される。

世界限定700台で、やはり10台しか海をわたってこない。5段ティプトロニックS仕様、ステアリングは左右両方、価格はベース車の166万円高である994万円だ。