ART|京都を舞台にした『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』今年も開催
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2015年4月8日

ART|京都を舞台にした『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』今年も開催

ART│テーマは「Our Environments-私たちを取りまく環境-」

京都の街を舞台にした『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』開幕

華やかな春を迎えた日本の古都、京都を舞台に、伝統文化と現代アートが融合するアートイベント『KYOTOGRAPHIE(京都グラフィー) 国際写真フェスティバル』が今年も開幕。4月19日(土)から5月11日(日)まで、京都市内の15カ所で開催される。

Text by YANAKA Tomomi

さまざまな“環境”を写真を通じて考察する

毎年、京都ならではの寺院や雰囲気のある町家などを会場に、国際的な写真家が作品を発表する『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』。今年は「Our Environments-私たちを取りまく環境-」をテーマに15会場で開催される。

会場には都市の俯瞰、大都市の自然、家族の風景、動物の表層など、身近なものから宇宙規模のものまで、普段意識することの少ない私たちを取り巻くさまざまな環境について、写真を通じて考察。また、展示される舞台は、下鴨神社やアンスティチュ・フランセ関西など、由緒ある場所で発表されるのも、このアートイベントの特徴だ。

有斐斎 弘道館

有斐斎 弘道館 © 2014 Naoyuki Ogino

京都文化博物館

京都文化博物館 別館 © 2014 Naoyuki Ogino

フランスの雑誌『ル・モンド』が日本の現代写真家13人を選出し、東京の自然を撮り下ろした企画『ネイチャー・イン・トーキョー』を有斐斎 弘道館で開催。また、NASAの調査衛星により撮影された高解像度の火星の地表の写真を、アーティスト高谷史郎のインスタレーションにより展示する。30億年の時間をかけて風により形成された驚くほど美しい風景が日本で初公開されるなど、注目のイベントが目白押しだ。

新緑まぶしい京都の春のなか、さまざまな“風景”が並ぶ『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』。認知も高まり、京都の春の風物詩といえるアートイベントに成長した。

Japan Photo Theater © Daido Moriyama

KYOTOGRAPHIE 04

Shadows of change - Uummannaq, Greenland - 10/21/09 © Stanley Greene/NOOR

KYOTOGRAPHIE 05

CARMEN, early 1950’s © Lillian Bassman

KYOTOGRAPHIE 06

© Anne de Vandière

KYOTOGRAPHIE 07

Silk Drying 2,Kyoto, Japan 1951 © Werner Biscof/Magnum Photos

KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル2014
会期│4月19日(土)~5月11日(日)
入場料|パスポート2000円(ただし無鄰菴は別途入場料400円要)、大高中1200円
各会場の入場料については下記ご参考ください。

西野壮平『Diorama Map』
時間│10:00~22:30
会場│京都駅ビル7階東広場
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東小路町901
Tel.075-361-4401
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

『Signature of Elegance-リリアン バスマンの仕事』
時間│10:00~17:00
休館│木曜。ただし、5月1日は開館。
会場│龍谷大学 大宮学舎本館
京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1
Tel.075-343-3311
会場個別入場料│無料

『Supernature』
時間│10:00~19:00
会場│京都芸術センター
京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
Tel.075-213-1000
会場個別入場料│一般300円、大学・中高生200円

ワーナー・ビショフ/マグナム・フォト『Eternal Japan 1951-52』
時間│10:00~18:00
休館│月曜日。ただし5月5日は開館
会場│無名舎
京都市中京区新町通六角下ル六角町363
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

『眼から心への細糸』スタンリー・グリーン/NOOR
時間│10:00~18:00
休館│水曜日
会場│誉田屋源兵衛 黒蔵
京都市中京区室町三条下ル西側誉田屋奥
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

『火星-未知なる地表』
時間│10:00~19:30 ※入場は~19:00
休館│4月21日(月)、5月7日(水)
会場│京都文化博物館 別館
京都市中京区三条高倉
Tel.075-222-0888
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

ティム・フラック『More Than Human』
時間│11:00~19:00 ※入場は~18:30
休館│水曜日
会場│嶋臺(しまだい)ギャラリー
京都市中京区御池通東洞院西北角
Tel.075-221-5007
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

『ネイチャー・イン・トーキョー M le magazine du Monde』
時間│10:00~17:00 ※4月19日(土)は~16:00
休館│水曜 ※会期は5月9日(金)まで
会場│有斐斎 弘道館
京都市上京区上長者町通新町東入ル 元土御門町524-1
Tel.075-441-6662
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

瀧澤明子『Where We Belong』
時間│10:00~17:00
会場│虎屋 京都ギャラリー
京都市上京区一条通烏丸西入ル 虎屋菓寮 京都一条店横
Tel.075-431-4736
会場個別入場料│無料

広川泰士『STILL CRAZY』
時間│10:00~17:30
会場│下鴨神社 細殿
京都市左京区下鴨泉川町59
Tel.075-781-0010
会場個別入場料│一般300円、大学・中高生200円

『Supernature』
時間│10:00~19:00 ※日曜は~15:00。4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)は11:00~17:00
休館│月曜 ※ただし5月5日(月・祝)は開館
会場│アンスティチュ・フランセ関西
京都市左京区吉田泉殿町8
Tel.075-761-2105
会場個別入場料│無料

アンヌ・ドゥ・ヴァンディエール『愛すべき、職人たちの手』
時間│9:00~17:00 ※最終入場16:30
会場│無鄰菴
京都市左京区南禅寺草川町31
Tel.075-771-3909
会場個別入場料│一般400円、小学生未満無料

J.D.オカイ・オジェイケレ『Discoveries by agnès b.』
時間│11:00~19:00
休館│水曜日
会場│鍵善寮
京都市東山区祗園町北側264 鍵善寮房裏
Tel.075-561-1818
会場個別入場料│一般500円、中高生300円 ※村上重ビルとの共通券

『Japanese Photobooks Then and Now』
時間│12:00~20:00
休館│水曜日
会場│ASPHODEL
京都市東山区弥栄新地末吉町99-10
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円

『Discoveries by agnès b.』
時間│12:00~20:00
休館│水曜日
会場│村上重ビル
京都市下京区西木屋町市場下ル船頭町194
Tel.075-371-0707
会場個別入場料│一般500円、大学・中高生300円 ※鍵善寮との共通券

           
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