MUSIC|「Kan Sano」が『2.0.1.1.』をリリース
MUSIC|音楽関係者らがその手腕を絶賛
あたらしい時代をつくる日本人音楽家
Kan Sano『2.0.1.1.』
クラブや音楽関係者のあいだで話題のキーボーディスト/トラックメイカー「Kan Sano」。アルバム『2.0.1.1.』が2月5日(水)に発売される。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
ジャンルの縛りを感じさせない開放的な作品
音楽家、「Kan Sano」。11歳から独学でピアノと作曲を学び、16歳のころには地元・金沢で毎月ソロピアノの即興演奏をおこなっていた。高校卒業とともにバークリー音楽大学に入学。在学中に、自らのバンドでモントレー・ジャズ・フェスティバルに出演するなど、若くして海外での実績を積む。
昨年は、名門ジャズレーベルのブルーノートから「松浦俊夫 presents HEX」のメンバーとしてデビュー。また、佐藤竹善、 Chara、羊毛とおはな、Eric Lauなどのライブやレコーディングに参加するなど、プレイヤーとしてのみならず、プロデューサー、コンポーザーとしてもいかんなく才能を発揮している。
先日おこなわれたサウンドクラウド上での100名限定ミックスダウンロード企画では、解禁後即定員に達するなど、大きな注目を集めている。また、NHK BSのテレビ番組『エルムンド』に、ピアニスト「佐野観」として出演するなど、アンダーグラウンド、オーバーグラウンド問わず目ざましい活躍を見せている。
音楽性の幅広さがアルバム全体の印象だが、どの楽曲にも熟練のクオリティと新鮮さが同居している。おだやかなタッチのソロピアノから、ジャズやソウルのエッセンスを感じさせる心地よいビート感の楽曲、はたまた感情豊かに歌い上げるポップソングまで。スムースでメロウな空気感を漂わせながら、ジャンルや価値観を飛び越えた、開放感のある作品だ。
『2.0.1.1.』
Kan Sano
発売日|2月5日(水)
価格|2300円(OPCA-1026)
origami PRODUCTIONS
http://ori-gami.com/