「機内持ち込みの、トロリーバッグ」
年に数回のコレクションサーキットに加え、撮影やレセプションなどで海外に行くことも多い編集大魔王。今回のベストセブンは、世界の空港で半数以上の人がコロコロしている「アレ」。ルックスも良く、コーディネートにも合い、使い勝手もいい完璧なものは果たしてあるのでしょうか。乞うご期待!
Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by YAMAGUCHI KenichiStyling by KAWAI Kohta Text by HATAKEYAMA SatokoGrooming by 大東京
vol.12 機内持ち込みの、トロリーバッグ【kériɑ:n bæ'giʤ】
祐真 「コレクション取材や撮影などで年に数回は海外出張に行くのですが、実はまだ「機内持ち込み用のトロリー」というものを持ったことがありません。機内に持ち込むバッグは、ここ10年ほどボッテガ・ヴェネタのカーフの一枚革のトートバッグ一択。しかし最近はフライト中に仕事をすることもあり、ラップトップや書類なども持っていくと、さすがに重いと感じることが多くなりました。特に長時間のフライトでは他の持ち物も必然的に多くなるので、そろそろトロリーを持つべきかと思っているところです。
スマートなジェットセッターなら、なるべく荷物はミニマムに抑えるというのが理想ではあります。が、いかんせんラップトップが重い。それに機内では本を読む習慣がついてしまっていて、さらに僕は横断読みをすることが多いので、どうしても3〜4冊はバッグに入れていくことになります(ちなみに本は歴史モノを選ぶことが多いのですが、任侠モノやハードボイルド小説なども、飛行機では意外とスイスイと読めたりします)。それに、機内では必ず裸足になりたい派なので、スリッパかビーチサンダルがマストハブです。機内で素足にビーサンというのは脱いだときの開放感が断然違うので、密かにおすすめだったりします。
今回選んだ7つのトロリーはすべて自分が欲しいと思って、実際に購入も検討もしているもの。デザインがカッコいいのはもちろんですが、外側にポケットやスリーブが付いていてラップトップの出し入れがしやすかったり、キャスターがスムーズだったり、ハンドルの太さや握りやすさなど、その機能性も大いに気になるところです。」
*文中に記載されている記号は、H(高さ)、W(幅)、D(奥行き・マチ)です。
*サイズは3辺の和が115cm以内のものを選んでいますが、機内持ち込みサイズは航空会社により異なりますので、搭乗前に必ずご確認ください。
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