Numero 9 パリにあらわる|Citroen
Citroen Numero 9|シトロエン ニュメロ ヌフ
Numero 9 パリにあらわる
今年、北京国際モーターショーにてワールドプレミアをかざったシトロエン「Numero 9」。295psの出力を発生しつつ、燃費1.7ℓ/100km、CO2排出量39g/kmという数値をほこる、DSラインにつらなる、シューティングブレイク型のハイブリッドコンセプトカーである。これまで、パリを背景とした写真が多数公開されていた、このNumero 9が、ついにパリモーターショー2012に出現。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
装備を動画で公開
中国で公開されたDSラインのコンセプトモデル「Numero 9」が、母国フランスにもやってきた。そして、いまのところ、いくつかの装備の詳細があきらかになっているので、シトロエンが公開している動画とともに、今回はそれをご紹介したい。
まずはアクティブブラインドスポットモニタリング。死角にはいった車両を検知し、ヘッドアップディスプレイと音声でドライバーに警告をうながすという機能だ。2輪車探知機能がつく。動画にあるようにwi-fi用の通信波によって他車を把握するため、通信波を出さない車両にたいしては有効ではない。
360ビジョンは、その名のとおり、2つのカメラが撮影した映像を合成し、センターコンソールのスクリーンに、自分の周囲360度の俯瞰映像を映し出す機能。
チャイルドセーフティはレーザーセンサーで前方の障害物を検知し、音声とヘッドアップディスプレイの映像で、ドライバーに警告をうながすほか、非常時には自動でブレーキをかけるというシステムだが、ちいさな子供にも対応する。
そして、目玉ともいうべき機能が、ホログラフィックライトだ。これは、後続車が安全ではない距離まで接近した場合にのみ、Numero 9の背後に浮かび上がって見えるホログラムの映像である。詳細は是非、ビデオをご覧頂きたい。
また使用されるホイールの情報も公開されている。そのものズバリなエアフローという名前で、ホイールアーチ内の空気を、タイヤの回転に悪影響を及ぼさないよう、外側に排気。その空気を、ボディサイドを沿うように、後方へながすため、空力特性を良好化するというものだ。
Mondial de I'Automobile 2012 Salon de Paris
パリモーターショー 2012 Top Page→