MUSIC|“エレクトロ界の寵児”がついに動き出す!
LOUNGE / MUSIC
2015年1月6日

MUSIC|“エレクトロ界の寵児”がついに動き出す!

MUSIC|ボーイズ・ノイズ、待望のサードアルバム『Out of the Black』をリリース

“エレクトロ界の寵児”がついに動き出す!

独自のスタイルとサウンドを確立し、“エレクトロ界の寵児”と呼ばれる男。それがボーイズ・ノイズだ。チリー・ゴンザレスやシザー・シスターズらのプロデュースを手がけたほか、リミキサーとしての腕前は、あのダフト・パンクからも一目置かれるほど。世界中から熱い注目を集める彼が10月3日(水)、待望のサードアルバム『Out of the Black』をリリースする。

Text by TANAKA Junko (OPENERS)

世界中から注目を集める男、ボーイズ・ノイズとは?

ドイツ・ハンブルグ生まれ。現在29才のボーイズ・ノイズは、その人生の半分以上をエレクトロ・ミュージックの制作とプロデュース、そしてDJ活動に費やしてきた。2005年には、自身のレーベル「Boysnoize Records」を設立。これまでに100曲近い楽曲をリリースしている。

ボーイズ・ノイズ 『Out of the Black』 02

膨大なレコード・コレクションから生み出されるリミックスでファンを獲得したあと、2007年にファースト・アルバム『Oi Oi Oi』を、2009年にセカンド・アルバム『Power』をリリース。ケリスやブラック・アイド・ピース、シザー・シスターズからの熱いラブコールを受け、その後はプロデューサーとしても活躍。2010年に発売されたチリー・ゴンザレスのアルバム『Ivory Tower』では、はじめて収録曲すべてのプロデュースに携わった。

リミキサーとしての実力は、ダフト・パンク、デヴィッド・リンチ、N.E.R.D、ケミカル・ブラザーズといった大物アーティストからの折り紙つき。DJとしても世界的な人気を誇り、数々の主要な音楽フェスティバルに出演。エロール・アルカンとミスター・オワゾ(Mr. Oizo)とともに立ち上げたプロジェクト、“ハンドブレイク”の活動も注目されている。

ヒップホップ界から、スヌープ・ドッグも緊急参戦

前作『Power』から3年。プロデュースやリミックス、レーベルの運営に力を注いできたボーイズ・ノイズがついに動き出す。

「あたらしいアルバムを完成させるのは、すごく難しかった。おれは基本的にずっとショウをやっているからね。でも去年、約2年間にわたって立てつづけにおこなってきた、チリー・ゴンザレスなどのアルバムのプロデュースが落ち着いて、やっと自分の作品に取り組むための時間が設けられたんだ。自分のスタジオで作業することの素晴らしさを忘れてしまっていたくらいだった。すごくいい気持ちだったよ」

ボーイズ・ノイズ 『Out of the Black』 03

ボーイズ・ノイズ 『Out of the Black』 04

そうして完成したのが、サードアルバムの『Out of the Black』だ。ファースト・シングルの「XTC」やオープニングを飾る「What You Want」など、「これぞボーイズ・ノイズ!」という、エネルギッシュで荒々しいエレクトロ・ロックなトラックのほか、彼の新境地を予感させるよりメロディアスなトラックも収録されている。

ゲスト陣には、ダフト・パンクやソウルマックスが絶賛する新鋭シリウスモ、そしてヒップホップ・アーティストのスヌープ・ドッグも名を連ねる本作。「あたらしいサウンドを見つけ、型破りな方法でサウンドづくりの常識を覆す」という信念のもと、オールドスクールなハウス、アシッド・テクノ、さらにはロックまでをも巻き込みながら、決してアンダーグラウンドに寄りすぎない、絶妙なバランスの作品に仕上がっている。

圧倒的な実力とセンスで音楽シーンの最前線を突き進むボーイズ・ノイズ。ありとあらゆる音楽を吸収した彼が生み出す、あたらしいサウンドに耳を傾けよ。

ボーイズ・ノイズ 『Out of the Black』 05

『Out of the Black/アウト・オブ・ザ・ブラック』(日本盤)
BOYS NOIZE/ボーイズ・ノイズ
2200円(BRC-352)
全13曲(日本盤のみボーナストラック収録)
2012年10月3日(水)発売
Boysnoize Records/Beat Records
http://boysnoize.com/

           
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