ベントレー、コンチネンタルGTスピードの詳細を公開|Bentley
CAR / NEWS
2014年12月9日

ベントレー、コンチネンタルGTスピードの詳細を公開|Bentley

Bentley Continental GT Speed|ベントレー コンチネンタルGT スピード

ベントレー、コンチネンタルGTスピードの詳細を公開

ベントレー モーターズは、コンチネンタルGTのスポーティモデル「コンチネンタルGT スピード」を、29日からはじまるモスクワモーターショーにて世界初披露をすると発表し、その詳細を明らかにした。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

もっともスポーティなベントレー

ベントレー「コンチネンタルGT スピード」は6リッターW12ツインターボエンジンを搭載。最高出力は625ps、最大トルクは800Nmという、圧倒的なパワーを発揮する。これは、ベースモデルである「コンチネンタルGT」にくらべてそれぞれ50ps、100Nm上まわる。トランスミッションには、新設計されたZF社製の8段オートマチックを採用。車高は10mm低められ、前40パーセント、後60パーセントのトルク配分で常時4輪を駆動する。

高い運動性能は、2.3トンもある車両重量をものともせず、0-100km/h加速はわずか4.2秒、最高速度はベントレー史上最速の330km/hをマークする。

そのいっぽうで、W型12気筒エンジン搭載のコンチネンタルGT全体において、効率性の追求、すなわち環境への対策がほどこされており、トランスミッションの多段化やブレーキエネルギー回収システムにより、従来に比べてCO2排出量が12パーセント低減。CO2排出量は338g/km、燃費も14.5ℓ/100km(およそ6.9km/ℓ)となっている。



流麗なフロントフェンダーは、高度なスーパーフォーミング技術を使用して、耐久性に優れた航空宇宙用5083アルミ合金を、圧縮空気を用いて高温下で成形。そのフロントに装着される、ダークティントのラジエーターマトリックスグリルとフロントバンパーグリルは、1920年代にル・マンで優勝を飾ったベントレーチームへのオマージュであるという。

タイヤサイズは275/35 ZR21が装着され、21インチのあたらしい10本スポークホイールは専用品。このホイールはブライトペイント仕上げかダークティント仕上げを選択することができる。エキゾーストテールパイプも、同社のSUVコンセプト「EXP 9 F」を彷彿とさせる、線条(スパイラル)加工が施された専用品だ。

インテリアには、コンチネンタルGTではオプションとなっている「マリナー ドライビング スペシフィケーション」が標準装備され、シートやドアトリムにはダイヤモンドキルト仕上げを施した多孔レザーハイドが、ヘッドライニングはエンボス加工のレザーハイドがおごられる。オーディオは、標準で最新式のバランスドモードラジエーター技術がとりいれられた8スピーカーが装備されるが、オプションで英国のオーディオメーカーNaimによって特別に製作された11スピーカーの「Naim for Bentley」も選択できる。

同時に公開された動画では、その巨体からは想像もつかないスポーティな走りと、実際に最高速度330km/hを出す瞬間などがおさめられている。時速300km/hオーバーでの通過音は、すでに自動車というよりも飛行機に近いものだ。

spec

Bentley Continental GT Speed|ベントレー コンチネンタルGT スピード
ボディ|全長 4,806 × 全幅 1,944 × 全高 1,404 mm
エンジン|6.0リッター W型12気筒 ツインターボチャージド
最高出力|460 kW(625ps)/ 6,000 rpm
最大トルク|800 Nm / 2,000 rpm
車両重量|2,320 kg
トランスミッション|8段オートマチック(ZF製)
駆動|4輪駆動(フロント40:リヤ60)
ホイール|9.5J × 21インチ
タイヤ|275/35 ZR21
最小回転半径|5.65 m
トランク容量|358 リットル
0-100km/h加速|4.2 秒
燃費(EUサイクル値)|14.5 ℓ/100km
CO2排出量|338 g/km

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