アストンマーティンV12ザガート、お披露目|ASTON MARTIN
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2014年12月11日

アストンマーティンV12ザガート、お披露目|ASTON MARTIN

ASTON MARTIN V12 ZAGATO|アストンマーティン V12ザガート

アストンマーティンV12ザガート、お披露目

アストンマーティンは、同社のほこる最大排気量エンジンである6リッターV型12気筒エンジンを、カーボンファイバーを多用した軽量ボディに搭載した世界150台限定のスペシャルモデル、アストンマーチン「V12ザガート」を都内ホテルにて公開した。

Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
Official Photographs by ASTON MARTIN

ザガート×アストンマーティン 至高のコラボレーション

英国、「アストンマーティン」とイタリアのカロッツェリア「ザガート」とのコラボレーションモデル「V12ザガート」が、日本でお披露目された。昨年の「ヴィラ・デステ コンコルソ・デレガンツァ」でプロトタイプがワールドプレミアを果たし、同時にプロトタイプ部門のアワードをさらったこのモデル。すでに歴史に名を残す名車の風格がただよう。世界150台限定で、9月から1年間だけ生産される。

この「V12ザガート」の祖先ともいうべきは、昨年、誕生50周年を迎えたアストンマーティンとザガートのコラボレーションによる名車「DB4GTザガート」。1960年代初頭に、わずか19台だけが生産され、オークションでは400万ポンドもの落札価格がついたこともあるという、この軽量クーペのDNAを受け継いだモデルとして誕生したのが、今回の「V12ザガート」だ。

アストンマーティンV12ザガート、お披露目|ASTON MARTIN

アストンマーティンV12ザガート、お披露目|ASTON MARTIN

ベースになっているのはアストンマーティン「V12ヴァンテージ」。しかし、生産には、通常モデルの10倍にあたる約2000時間がついやされるという。アストンマーティンならではのデザインを基本としながらも、ザガートらしい流麗かつアグレッシブなボディ形状は、職人の手で成形されるアルミニウムによるもので、Zの形状が反復する大きく口をあけたグリル、力強いサイドビュー、「DB4GTザガート」を想起させるリアのライン、“ふたこぶ”状のダブルバブルルーフがとりわけ印象的だ。また、軽量のボディを実現するため、カーボンファイバーか随所に使われているのも見て取れる。

パワー、美しさ、魂、洗練、高い運動能力のいずれも表現し、「エレガントで野蛮」とアストンマーティンが謳うこの「V12ヴァンテージ」。赤のバッジはスペシャルモデルの証だ。価格は33万ポンド(約4050万円)。

会場では、このほか、すでにOPENERSでも報じている、ジョン・ロブとアストンマーティンのコラボレーションシューズ「Winner Sport」も展示された。こちらの詳細に関しては、弊誌の特集記事をご参照いただきたい。

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