最速のフェラーリ「F12ベルリネッタ」発表!|Ferrari
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月15日

最速のフェラーリ「F12ベルリネッタ」発表!|Ferrari

Ferrari F12berlinetta|フェラーリ F12ベルリネッタ

最速のフェラーリ「F12ベルリネッタ」発表!

これまでF620のコードネームで話題になっていたV12エンジンを搭載した最速最新のフェラーリが、「F12ベルリネッタ」という名で、ついにwww.ferrari.comにて公開された。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

599の後を継ぎ、さらなる進化をはたす

「599」の後継であり、世界中の注目を集めていたフロントミッドに12気筒エンジンをつんだ新型フェラーリがついにその姿をあらわした。実車はジュネーブモーターショーでのお披露目となるが、そのイメージ映像と動画、大まかなスペック、そして「F12ベルリネッタ」という正式名称がフェラーリの公式Webサイトで公開されたのだ。

これまでのフェラーリのロードカーで、もっともパワフルかつハイパフォーマンスなモデルであり、高効率なエンジンと、より進歩したアーキテクチャー、さらに良好なエアロダイナミックス、そしてフェラーリならではの電子装置による制御で、どんな路面でも夢中になれるドライビングを提供するとフェラーリは誇る。

最速のフェラーリ「F12ベルリネッタ」発表!|Ferrari 02

最速のフェラーリ「F12ベルリネッタ」発表!|Ferrari 03

具体的には、トランスアクスル レイアウトを引き継ぎつつもそれを刷新し、ホイールベースを短縮、エンジン、ダッシュボード、シートを低く配置することで車体後部の小型化に成功。デザインは流体力学に配慮し、風洞実験と足並みをそろえることで実現したものだという。結果、低重心で小型の、空力特性に優れる車体を実現し、Cd値は0.299を達成している。

モノコックボディの素材にはアルミニウムを中心とした12種類の合金を使い分け20パーセントの剛性の向上と、1,525kgの車重を実現。前後重量配分は46:54となる。

6,262ccのV12エンジンは自然吸気で最高出力740psを発生。これはリッターあたり118psの計算になる。トルクは最大で690Nmだが、8,700rpmまで回転を許すこのエンジンは、最大トルクの80パーセントであれば2,500rpmから手に入るという。組み合わされるのはF1デュアルクラッチトランスミッション。ウェイト・トゥ・パワーレシオは2.1kg/ps、CO2排出量は350g/kmだ。

0-100km/h加速は3.1秒、0-200km/h加速は8.5秒で、フィオラノサーキットでのラップタイムは1分23秒とフェラーリロードカー中最速!

spec

Ferrari F12berlinetta|フェラーリ F12ベルリネッタ
ボディサイズ|全長4,618×全幅1,942×全高1,273mm
エンジン|6,262ccV型12気筒
最高出力|740ps/8,500rpm
最大トルク|690Nm/6,000rpm
CO2排出量|350g/km
乾燥重量|1,525kg
前後重量配分|46:54
ウェイト・トゥ・パワーレシオ|2.1kg/ps
最高速度|340km/h以上
0-100km/h加速|3.1秒

           
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