3つのキーワードから探る、大人のスタイリング術|REGAL SHOES
REGAL SHOES|リーガル シューズ
“モダン” と “クラシック” を融合した着こなし
3つのキーワードから探る、大人のスタイリング術
かつてコンサバと思われていた、歴史ある欧米のブランドが挙ってカジュアル指向の服を発表する近年のファッションシーン。それを物語るように、“エフォートレスシック” や “ノームコア” などの言葉が生まれ、ドレスやカジュアル、スポーツを巧みに織り交ぜたリアリティのある服装が支持を集めている。この特集では、今のファッションの流れをもとに「REGAL(リーガル)」の新作を使ってコーディネートを提案。モデルの人柄を引き出すようなスタイリングを得意とする檜垣健太郎氏と秋冬シーズンの着こなしを探る。
Photographs by YUASA TohruStyling by HIGAKI Kentaro(little friends)Text by MURAMATSU Ryo
靴を中心に考える、リアリティのある装い
「リーガル」の2015年秋冬コレクションは、このブランドの根幹と言えるトラディショナルなシューズデザインにファッショントレンドを加味し、さまざまなシチュエーションで使える魅力的な靴を展開している。ドレスシューズには今まで無かったスポーティな要素を、カジュアルシューズには機能性やデザイン性を充実。雑誌などで活躍するスタイリストの檜垣健太郎氏は「リーガルにはクラシックで普遍性の高い靴というイメージを持っていました。スニーカーに至るまで、ほかには無いデザイン性と豊富なバリエーションが魅力」と語る。
今回の企画では、リーガルの新作を交えながら、男性と女性のリアリティのある日常的なスタイルを提案。キーワードは、“ドレス”、“カジュアル”、“スポーツ”。相手に合わせた服装が求められるビジネスシーンから、家族や友人とのんびり過ごす週末のリラックスしたシーンまで、ほど良く崩した大人のためのリアルな装いを意識している。「シチュエーションに合わせて色のある洋服を加えながら、リーガルの靴に合ったスタイリングに仕上げました」。
MEN’S STYLE
「とにかく色の組み合わせにこだわった」というメンズのスタイルは、トラッドなアイテムを加えながら、大人でも楽しめる上品なストリート感を演出。ウールのジャケットにえんじのニットを合わせることでドレスダウンさせた装いは、艶感のあるスタイリッシュなドレスシューズがアクセントになり、足もとから上品さをアピール。コーディネートを崩しすぎないことで知的な雰囲気を作っている。写真中央のカジュアルなスタイルは、あえてキルティングのダウンベストとシューズの色をまとめることで、コーディネートの印象をぐっと引き締める。同じカジュアルな装いでも、ビビッドカラーのミドルカットのカジュアルシューズは個性が強く、足もとにスタイリングの重点を置くことでアクティブなムードに仕上げている。
WOMEN’S STYLE
一方、ウィメンズの特徴は「テイストの異なるアイテムの組み合わせ」にあり、トレンドと言えるマニッシュなスタイルやアウトドアのムードを意識した。メンズライクな表情のパンプスを使ったドレッシーなスタイルは、リブ編みのニットにプリーツスカートに合わせることで、落ち着いた大人のムードを漂わせる。カジュアルなスタイルは、迷彩柄のスリッポンを中心に考えたミリタリーテイストの着こなし。あえて黒のMA-1を使うことで女性らしさを抑えモードな雰囲気を演出した。また「服と靴にギャップがあったほうが新鮮なスタイリングができあがる」と語るとおり、ボヘミアン風のコーディネートにトレッキングシューズを合わせたスポーツスタイル。ゆるさのなかにも愛らしい女性の魅力が上手く引き出されている。
檜垣氏はコーディネートの秘訣について「モデルはスタイルが良いので、体の線や足の長さを強調する細身の格好が似合います。それをそのままお洒落と思って真似せず、体型をカバーするややゆとりのある服装のほうが色気があって日本人には似合います」と言う。このページで紹介したコーディネート以外にも、フォトギャラリーではさまざまなスタイリングを掲載している。シーンに合わせた着こなしの参考にしてみてはいかがだろうか。
また、全国のリーガルの専門店「REGAL SHOES」には、ショップ限定や期間限定のモデルなど、今回紹介したメンズとウィメンズの新作シューズがラインナップされている。店頭で試着をしながら好みに合った一足を見つけてほしい。