Mercedes-Benz BIOME|メルセデス・ベンツ バイオーム コンセプトを発表
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2015年2月27日

Mercedes-Benz BIOME|メルセデス・ベンツ バイオーム コンセプトを発表

Mercedes-Benz BIOME|メルセデス・ベンツ バイオーム

木の葉のように成長するクルマ

メルセデス・ベンツはロサンゼルス デザインチャレンジに出品したコンセプトカー、「バイオーム」をロサンゼルス オートショーで披露した。

文=松尾 大

行く末は堆肥となるオーガニックなクルマ

ロサンゼルス オートショーの一環として開催されたロサンゼルス デザインチャレンジ。今年のテーマは、快適性や安全性を保ちつつ、「ハンドリングに優れ、ファーストクラスのデザインをもつ、1000ポンド(約454kg)と超軽量なクルマ」。カリフォルニア州カールスバッドにあるメルセデス・ベンツのデザインスタジオは、「バイオーム」という革新的なビジョンをもつコンセプトカーを発表した。

バイオームは、オーガニックな環境で種から育ち、クルマとして走り出すと純粋な酸素だけを排出し、ライフスパンを終えると堆肥や建築資材になるというもの。

Mercedes-Benz BIOME|メルセデス・ベンツ バイオーム Photo02

同デザインセンター長であるヒューバート・リー氏によると「自動車を発明したものとして、わたしたちは自然と完全に共生する、未来におけるパーフェクトなクルマを描きたかった。バイオームは、自然界のエコシステムの一部として木の葉のように成長する」と語った。

車体はバイオファイバーという超軽量素材でできており、車重は875.5ポンド(約394kg)。この素材は、金属やプラスティックよりも軽量で、鋼鉄よりも堅牢であるという。パワープラントは、バイオファイバー製のシャシーやインテリア、ホイールに格納された「バイオネクター4534」。太陽エネルギーと液体燃料が直接力となる革新的なオーガニックカーである。

BRAND HISTORY
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。

製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。

こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、 ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。

           
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