HONDA Fit EV Concept & Plug-in Hybrid Platform|ホンダ フィット EVコンセプト&プラグインハイブリッド プラットフォーム
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2015年3月4日

HONDA Fit EV Concept & Plug-in Hybrid Platform|ホンダ フィット EVコンセプト&プラグインハイブリッド プラットフォーム

HONDA Fit EV Concept & Plug-in Hybrid Platform|
ホンダ フィット EVコンセプト&プラグインハイブリッド プラットフォーム

100マイル走行可能なフィットベースのEV

ホンダは、ロサンゼルス オートショーでフィットをベースとしたEVコンセプトと中型クラス用のプラグインハイブリッドのプラットフォームを公表した。

文=松尾 大

未来のEVとプラグインハイブリッド

2012年には日本と米国の市場に導入される予定のフィットEV。今回その詳細は一部しかあきらかにはなっていないが、燃料電池自動車FCXクラリティに搭載された同軸高密度モーターをリチウムイオンバッテリーで駆動するという。

このフィットEV、メーカーの発表によると最高速度は90マイル(145km/h)、米国EPA(環境保護庁)のLA-4モードによる燃費は、一回のフル充電で100マイル(160km)の走行が可能だという。

HONDA Fit EV Concept & Plug-in Hybrid Platform|ホンダ フィット EVコンセプト&プラグインハイブリッド プラットフォーム Photo02

HONDA Fit EV Concept & Plug-in Hybrid Platform|ホンダ フィット EVコンセプト&プラグインハイブリッド プラットフォーム Photo03

走行モードはCR-Zゆずりのエコ、ノーマル、スポーツの3モードから選ぶことができる。エコモードを選ぶとノーマルに比べ17パーセント、スポーツに比べると25パーセントもの燃費向上がはかれるという。この3モードにくわえ、フィットEVには運転者がバッテリーを最大限につかえるようにするためのコーチングシステムを搭載。フル充電に要する時間は、アメリカ国内で一般的な120V電源なら12時間以内、240V電源なら6時間以内である。

走りを導くプラットフォーム

フィットEVコンセプトと同時に発表されたのが、おそらく次期アコード用とみられる中型クラス用プラグインハイブリッドのプラットフォームだ。今回披露されたのは、プラグインハイブリッド用に専用開発された高効率かつ低燃費の2.0リッター i-VTEC直列4気筒アトキンソンサイクルエンジンとふたつの高出力モーターを組み合わせたもの。モーターは、駆動用と回生用の2モーターシステムで、駆動モーターの最高出力は120kWを誇る。

走行モードは、EV走行、ハイブリッド走行、エンジン走行の3つのモードから選ぶことができ、最大航続走行距離はLA-4モードで500マイル以上。EV走行でも最高速度は62マイルと十分な性能を発揮しつつ、6kWhの大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載することで、航続走行距離は10~15マイルを達成している。1回の充電に要する時間は、110V電源で2~2.5時間以下、220V電源で1~1.5時間以下と発表されている。

なお、ホンダはこのプラグインハイブリッドシステムを搭載した車両による実証実験を、2010年内に日米において開始。2012年の発売を目指すという。

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