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2020 年以降、ペットの飼育頭数(1年以内の新規飼育者の飼育頭数)は、新型コロナウイルス感染拡大以前の 2019 年と比較し増加している。
冠婚葬祭事業を扱うサンセルモの調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000092150.html)では、「あったら嬉しいペットの福利厚生は?」という質問に対し、約3割が「ペットの介護・忌引き休暇」と回答し、第1位に。次いで第2位には「ペットが急病時、早退ができる」が選ばれるなどペットを家族とみなし、人間と同様の扱いを求める声が多く寄せられていることから、家庭内におけるペットの立場が向上していることがうかがえる。
また、ペット葬儀に関する調査でもペットを家族と捉え、人間同様の葬儀求める傾向が見られた。
ペット葬儀の予算額に関する質問では、全体の3人に1人に値する約3割が「10万円以上も厭わない」と回答。また希望する葬儀の形態も、45.6%が「自身のペット単体の火葬」を選択。求めるサービスには18.9%が「副葬品を納めてくれる」と回答し首位に。
ただ火葬するだけでなく、愛用していた物品を人間と同様、副葬品として納めたいと望む飼い主が多いことがわかる。
株式会社サンセルモでは、このように高まるペット葬儀の需要に併せ2022年、業界で初めて人間と同様の葬儀を可能とする「sorae」の提供を開始する。愛するペットに最後の恩返しの気持ちを込め、悔いなく見送りたいという飼い主の心情に寄り添ったサービスが期待される。
また同調査では、「保護動物」に関する調査も実施。ペットとして飼育される動物の背景で人知れず命を落とす動物たちがいることにも注目した。
調査結果から、保護動物の社会的な認知度の低さが明るみに出た。さらに認知度の低さと比例して「保護動物として迎え入れない理由」に対しては、「保護動物と接する機会がないため」との回答が30.7%で最も多い結果に。
環境省 動物愛護 管理室はペット需要の拡大を受け、保護動物の譲り受けを拡大していく仕組み作りも目標としており、保護動物の社会的関心を集める対応が急務であることが結果に表れた。
長引く新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ペット需要は引き続き増加していくと推測される。すべての動物たちが等しく愛情を注がれ、明るく共存できる社会となるよう、今一度命の重さに関して意識していくことが求められる。
サンセルモ広報事務局
03-6427-1627